「本当は密かに好きな人がいたけど諦めていた」切ない想い

介護施設で働く介護士2年目の美沙さんには、学生時代から付き合っている彼ヒロさんがいたのですが、結婚を考えるにあたり悩みがありました。彼の両親に会いに行った際、「仕事はいつ辞めるのか?」「介護士が同居だと老後も安心」など人を見下すような態度に辟易して悩むようになったのです。そんな話を、入所している史子さんにしたところ、「私の話をしましょうか」と話を聞かせてくれることになったのでした。
「しきたりを重んじる家で育った私には、当時許嫁がいてね。16の時、相手の家に入り、家の事を習うことになってたの」
史子さんがそう切り出しました。

「本当は密かに好きな人がいたんだけど、自分の運命には従うつもりでいたから彼の事は諦めていたの」
そう話す史子さんの言葉から、今では考えられない状況に美沙さんは驚きました。

「許嫁の家はとても厳しくてね。『なんだこの掃除の仕方は!バカにしてるのかい!最初からやり直しなさい!』義母にそう言われ『す・・すみません・・』と謝ったものの、義母のお峰さんは嫁の私にことあるごときつく当たったの」

「その他にも、『味が違う!さっき教えただろう!こんなことも覚えられないのかい!』」と、史子さんが義母に責められていても、義母はおろか許嫁と義父はだんまりを決め込み、食事を続けているのを見て何とも言えない気持ちになったそう。

「義母の怒りはおさまらず、『一体どんな躾をされてきたんだ!みっともない!』と酷い言葉で罵られ、お味噌汁のお椀を投げつけられても私は何も言えませんでした」
史子さんが、好きな人への思いを断ち切ってまで臨んだ許嫁の家での生活がどれほど辛かったことか・・口ぶりからも辛さが伝わってくるようでした。
自身の体験談を話してくれる史子さんは、16歳の時、許嫁の家に入ったと言い、本当は密かに好きな人がいたけれど運命には逆らわず許嫁の家に入るも、とても厳しい家で、やることなすこと義母にけなされるも、許嫁と義父は見て見ぬふり。そんな状況でも必死に耐えていた史子さんは、好きでもない人の家で罵られて、きっとやるせない気持ちになったことでしょう。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。
![ママ広場 [mamahiroba]](https://mamahiroba.com/wp-content/themes/mamahiroba-2024/images/common/logo.webp)

昔の嫁に人権は無いよね。給金が無い分女中以下、何をやっても許されると思ってるし、実際許されて来たんだろうね。
どこの家でも歯向かう嫁って少なかった時代だったんだろうね。
やられた恨みを嫁で返すって事なんだろうね。
ただのストレスの捌け口に嫁をいじめてるだけだよね。みっともないのはどっちだか。