学校も塾も違うクラス、関りは減っているはずなのに嫌味は日々エスカレート

一緒に通っていたそろばん教室を辞めて、ヨウちゃんと会う頻度も少なくなると思っていた矢先、アイから「ヨウちゃんも一緒の塾にしたみたい」と聞かされます。クラスは違うしあまり話していないとアイは言いますが、私は胸騒ぎが止まりませんでした。案の定、小学校ではヨウちゃんによる詮索が始まりました。アイの志望校やテストの点数を聞いては、自分の方がレベルが高いとマウントをとるヨウちゃん。アイはうまくかわしていましたが、私は彼女のデリカシーの無さに苛立ちを感じていました。
ただ、幸いにもヨウちゃんとは、学校も塾も同じクラスになることなく時が過ぎ、受験まで残り3ヶ月を切った頃、アイから「ヨウちゃんが××中学の受験をやめる」という話を聞きました。

「私も詳しく聞かなかったけど・・・」受験をやめた理由は、アイも詳しくは知らないようでした。ヨウちゃんが受験するつもりだった××中学は、この辺りのトップ校です。何かあったのかしら、でもこれでアイへの詮索もおさまるかも・・・。しかし私の予想に反して、ヨウちゃんのマウントはエスカレートしていったのです。

「え、アイちゃん××中学受けないの?」そう言って、馬鹿にしたようにアイを見るヨウちゃん。××中学を受けない理由は、もっとレベルの高い他の学区の中学校を受験しようと思っているからだそう。「××中学受かっても頭がいいって思わない方がいいよ!他にも頭のいい学校あるから!」あからさますぎるマウントに、さすがのアイも少し心を乱されたようです。

私がこの話を聞いたのは、アオイちゃんママからでした。「アオイから聞いて、気を付けた方がいいかもねヨウちゃんって子」そう言われ、私はうつむきながら「そうね、ありがとう気を付ける」とつぶやきました。

本当に、なんてイヤな子なんだろう。もうすぐ受験が始まるデリケートな時期に、わざと友達の心を揺さぶるようなことを言うなんて・・・。アイには「誰に何を言われても気にしなくていいし、今は自分のために受験に集中しよう」そう伝えました。
まだ小学校高学年とはいえ、ある程度は言葉の良し悪しを判断できる年齢のはず。それなのに、ヨウちゃんのマウントは日に日にエスカレートし、まるで歯止めがきかなくなっているように見えます。アイちゃんも、波風を立てたくない気持ちはわかりますが、我慢を続ければ続けるほど、相手は「言ってもいい相手」だと思い込んでしまうもの。一度はっきり伝えないと、ずっと言われっぱなしになってしまいそうです。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。SNSで育児絵日記を描いています。
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「気にしなくていい」じゃないのよ…
この母親、問題あるってわかってるのに結局子供に耐えさせるだけでずっと放置じゃん…
アオイちゃんママに言われて「そうね、気を付けるわ」といいながら子供に「気にしなくていい」だけ??
それってヨウちゃんへの対応をアイちゃんに丸投げしてるだけじゃない。
もっと親としてキッチリと対処法を考えて子供を守らないとダメでしょ。アイちゃんの精神が崩壊しないか心配だよ。