描くのが大好きだった動物の絵も、誰かに聞いて確認してからでないと、間違っているのではないかと不安になってしまうようになりました。
いつもと様子の違う私を心配した母が絵画教室の先生から話を聞き、慌てて私に質問してきましたが・・・。
石橋先生に言われたことを母に伝えたとしても私が間違っていると言われるかもしれないし、もしかすると母に言ったことが石橋先生に知られて、もっと何かを言われるかもしれない。
そう思ってしまうと、学校であったことをうまく伝えることができませんでした。
そして私は絵を描くことをやめたのです。
第6最終話につづきます。
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沙羅ちゃん・・!絵画教室を辞めてしまうだなんて・・。石橋先生の配慮のない言葉が沙羅ちゃんをどれほど傷つけてしまったのか・・もどかしい思いでいっぱいです。
[ママ広場編集部]
※ストーリーは実話を元に編集しております。
実在の人物や団体等とは関係ありません。
[脚本]ママ広場編集部
[イラスト]dechi