[6完]納得のいく最期を。大変な介護の時間を大事にしたい・・時の流れと離れて暮らす家族のこと[引っ越し編]

前回のお話

お父さんとお母さんが実家に帰ったのと入れ替わりにお姉ちゃんが訪ねて来たマーミーさん家、お休みを一緒に過ごしながら、仕事帰りにおばあちゃん家に寄ってくれていたお姉ちゃんに、おばあちゃんと、介護してくれているおばちゃんの様子を聞いてみると、お姉ちゃんが寄った、ほんの少しの間だけ家に帰り、自分の用事をササっと済ませて戻ってくる毎日のようで・・、「そんなの大変過ぎだよ・・」と切なくなるマーミーさんでした。

時の流れと離れて暮らす家族のこと~引っ越し編~[6完]




お母さんがマーミーさん家に来てくれていた時、
ほとんど家にも帰らずおばあちゃんの介護をしてくれていたおばちゃん、
マーミーさんはふと、お母さんと話したことを思い出しました。

「こんなこと言っても仕方ないけど・・
ばあちゃんって、娘に介護させて悪いなあとか、思うかな・・」

お母さんにそう言うと、
「自分もおじいさんの介護で苦労したみたいやし、
家族が介護するのは当たり前、と思ってるかもしれんねー」

「おむつ履いてくれたら、こっちも楽なのに、絶対履かんしねー
もう・・我を通すから大変!まあ、その意地がうれしいけどね!!」

「でもねー、『今日はおまえが来てくれたとかー』って言ってくれるよ」

とうれしそうに、あっけらかんと答えるお母さん。
その姿から

お母さん達は、この、介護が大変な状況を大事にしているんだ、と感じるマーミーさん、

「人にはおじちゃん(兄)がよくやってくれるって言ってるとよ。
息子にしてもらったことは、なぜかよく覚えてるわあ」

「この前やら、介護認定の人に、できないことをできるって見栄張るとよ。
そこで見え張らんでくれー!おっかしーギャハハ!」

きっと、納得のいく最期を過ごしたいんだろうな・・
そう思うと、ちょっと育児に通じるものを感じたのでした。

そんなことを思い出していると、
お姉ちゃんのスマホが鳴りました。

「あ、母さんから電話やー」

すかさず抱っこしてもらっていたいもたんを抱き上げるマーミーさん、

「はーい」
とお姉ちゃんが電話に出ると、

「・・・うん。・・うん。」
いきなり真顔に・・!!

ま、まさか・・・

電話を切ったお姉ちゃんが一言
「ばあちゃんが亡くなったって・・・」

「!!・・・」

マーミー
著者マーミー、小2の長女こねたん、2歳の次女いもたん、夫おどやんの日常漫画だよ!

【第3回ママ広場コンテスト作品】

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・・おばあちゃんの最期のとき、お母さんやおばちゃんがそばにいられたことを祈るばかりです。ご冥福をお祈りいたします。
[ママ広場編集部]

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