「いつか使うかもしれないから」使わない物もどんどんため込む夫

ジュンペイのお古のカバンは案の定一度も使われず、自宅リビングの床に雑に置かれたまま。私はジュンペイに、子どもたちがカバンをいらないと言っていることを伝えたうえで、「今後お義母さんから物を受け取りたくない」と相談しました。しかしジュンペイは、「せっかくもらったんだから使えばいいじゃん」と、もらえるものはもらっておけ精神を貫きます。
私が「自分が使わなかったものを子どもたちに使わせるの?」と聞くと、ジュンペイは「じゃあ、いつか使うかもしれないから置いておけばいいじゃん」とまるで名案とばかりに言いました。その言葉に私はため息をついて「そう言って、ジュンペイの中学校の体操服、押し入れに入れたままじゃん」と返します。

「だって体形が違うから入らないんだって」と、ジュンペイは言い訳をします。私は「だからさ、使わないものをもらうのを止めようって話をしてるの」と伝えますが、「いや何かに使えるかなって・・・」と引き下がる様子はありません。そしてしばらく考え込んだ後「あっ、トモミ着れば?」と謎の提案をしてきました。

「え?私がジュンペイの中学校の体操服着るの?」驚きのあまり、私は思わず身を乗り出しました。「体系的にも着れそうだし、いいんじゃない?」笑顔で話すジュンペイに、「押し付けられている感じがちょっと嫌なんだけど?」と顔を引きつらせながら言います。

ジュンペイはキラキラとした笑顔で、「なに言ってるんだよ、物を大切にしろって話をしてるの」と話しながら、私の肩をポンと叩きました。「物を大切にするって考えはいいと思うけど・・・」私はなんだかうまく言いくるめられた気がして、釈然としませんでした。

物を大切にするのはいいけれど、私に「着たらいいじゃん」と言うのは違う気がする・・・。私はモヤモヤとした気持ちを抱えながら、義母からもらったお古のカバンをジュンペイのクローゼットに戻しました。
義母から物を受け取りたくないトモミさんと違って、もらえるものはもらっておけ精神を貫くジュンペイさん。使わない物をもらうのはやめたいと話をしても、「いつか使うかもしれない」と話になりません。ジュンペイさんに理解を求めようとしますが、「物を大切にするのはいいことだろ?」とうまく言いくるめられ、話は平行線に。トモミさんはモヤモヤとした気持ちを抱えながら、義母からもらったお古のカバンをジュンペイさんのクローゼットに戻しました。ジュンペイさんの「物を大切にしたい」という気持ちも分かりますが、使わないものを置いていてもスペースが圧迫されるだけですよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。
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夫はお弁当を持っていってないのかな。毎日、お弁当入れとして会社に持って行かせたら?「大事に使おう」って言って。
他の物も全部夫の書類入れにしたり、義母が持ってきた物は
「大事に使おう」と何が何でも夫に使わせる。
自分が使うとなれば、通勤中や会社で人に見られるから、
さすがに自分事として考えるんじゃない?
この夫は自分に関係なければどうでもいいと思っていて、
人ごとなんだよね。妻子の訴えを聞いていない。
使えないボロボロの物を、「大事に使おう」の
意味が違う。整理整頓できない人に離婚届けを
突き付けてみたら?