子宮頸がんの一歩手前…!?定期検診の大切さを痛感した私の体験談

ママ広場を見ている方は、仕事・家事・育児に日々追われているパパママさんが多くいらっしゃると思います。

皆さん、忙しい生活を送っている中、ご自身の身体について気にかけてあげていますか?

自分のことは後回しになっていませんか?

今日は、毎日頑張っているママさんへ、ご自身の身体について考えて頂くきっかけになれば良いなと思い、私が経験したことを書きたいと思います。




きっかけは会社の健康診断

今から6年前、25歳の時のことです。

会社の健康診断で子宮頸がん検査に引っかかったことが始まりでした。

子宮の入り口付近の頸部をブラシなどで擦って細胞を集め、顕微鏡でがん細胞や前がん病変の細胞を見つける細胞診検査を行います。この検査を子宮頸がん検診と呼びます。出血などの症状がなくても、20歳を過ぎたら、2年に1回の子宮頸がんの検診を受けましょう。またHPVワクチンを接種した方も子宮頸がん検診をうけることが奨められています。

子宮下部の管状の部分を子宮頸部、子宮上部の袋状の部分を子宮体部と呼び、それぞれの部位に生じるがんを子宮頸がん、子宮体がんといいます。 子宮頸がんは子宮がんのうち約7割程度を占めます。以前は発症のピークが40~50歳代でしたが、最近は20~30歳代の若い女性に増えてきており、30歳代後半がピークとなっています。

 

それまで引っかかったことがなかったのですごく驚いたことを今でも覚えています。

検査結果は、ASC-US(軽度病変の疑いというもので、再検査を受けて下さいとのことでした。

私は、婦人科に強い病院を探し、再検査をしましたが、やっぱり結果は同じでした。

この病変は、ほとんどの場合、免疫によって自然に消滅していくようなんですが一部細胞が悪性に変化していくこともあるので定期的に検診を行っていくことになりました。

その時の私は、ほとんどの場合自然消滅するって先生も言ってたし多分大丈夫!良かった~なんて呑気に思っていました。

(子宮頸がんの細胞の分類にはいくつか種類がありますので、気になった方は一度調べて頂くと良いと思います。)

それから2年ぐらい同じ状況が続きます。

その間、結婚・妊娠もしました。妊娠が分かった時、産科の担当の先生に自分の今の状況を伝えて、子宮頸がんの検査をすると前回より微妙に進んでいる状況でしたが、出産は問題なくできるとのことでした。(これは私の場合かもしれませので、担当の先生にご相談下さいね。)

出産も自然分娩で無事終わりました。安産で子どもにもなんの異常もありませんでした。

その後、子どもの一か月健診の時に子宮頸がんの検査をしていたのですが、先生から検査の結果は陰性でしたよと!!!

先生いわく、出産の衝撃で消滅したのかもしれないということでした。

ずっと引っかかっていたので検査結果を聞いて安心したのですが、これからも赤ちゃんの健診に来るついでに検査は受けていきましょうとなりました。

それから数か月経ち、陰性と言われていた結果がまた元の状態に戻ることに…。

一度消えたのにそんなことあるの?と思ったのですが、出産で一時的に消滅しても私の体質的に戻りやすいのかもしれないと先生に言われ、どん底に落とされた気分でした…。

やっぱり、その後も検査を続けていくことに。3ヶ月ごとの検査が必須になりました。

特に、何か症状が現れるわけでもなく、どんな風に何が進んでいるのか自分ではまったく分かりません

だからこそ検査を定期的に受けることがいかに大切なのか、思い知った出来事でした。




状況の変化

何度か検査を受けていく内に状態が徐々に変化していきます・・・

この段階で、HSIL(中等度異形成)に進んでいました。

これまでの検査とは別にさらに詳しく細胞を取って調べる精密検査を受けることに。

検査を受ける前、ビビりな癖にどんなことをするのか気になってしまってSNSで体験された方の内容を見てテンションは下がる一方…。

検査自体は10~15分ぐらいですが…本当に何回やっても私は慣れません…。すごく痛いわけではありませんが、何とも言えない時間です。

3ヶ月ペースで検査をし、状況によって精密検査を繰り返しました。

微妙に進んでいるけど、がんかどうか判断するのが難しい状況を続け3年ぐらい経った頃、先生より『治療』を受けることを勧められたのです。

治療とは、子宮頚部円錐切除術(しきゅうけいぶえんすいせつじょじゅつ)という子宮頸部(入り口部分)の異形成部分を円錐状に切除するもので、妊娠・出産も可能な手術法のことです。

ただ、この婦人科では手術が行えないため、自宅近くにある大学病院に紹介状を書いてもらい、そちらで治療も含め今後の方針を相談していくことになりました。

治療を勧めて頂いた頃には、HSIL(高度異形成)になっていました。




治療と結果

紹介して頂いた病院でも、これまでやってきたようにいつもの検査と精密検査を行いました。

今後の方針として、先生からもう3ヶ月ぐらい検査を繰り返しながら様子を見て治療に入るか、このまま治療に入るか、どちらで進めていきましょうかというお話を頂きました。

どちらにしても治療をしないといけないのであれば、早い方が良いと思ったので私は治療を選択しました。

私の場合は、手術日前日に病院に入院し、翌日の朝に手術という2泊3日の日程でした。

手術と言ってもそんなに大がかりなものではなく、30分程度で終わるものです。(準備や麻酔を合わせても1時間ぐらい)

初めての手術で心臓はバクバク。下半身麻酔で意識があるので怖いとは思いましたが、思っていたより痛さはありませんでした!

この手術は、子宮頸部(入り口部分)の異形成部分を円錐状に切除するもので、がんの確定診断にもつながる検査も兼ねています。

手術を終え、退院後で先生より、今回の手術結果について報告がありました。

結果は、がんの所見は見受けられなかったということでした!

今後の検診も年1回ぐらいのペースで良いですよと言われて本当に安心しました。

がんではなかったという結果に安心しましたが、気を緩めずこれからも定期検診を怠らないように気をつけたいと思います。




最後に

私は、今回の経験から定期検診を受けることの大切さを痛感しました。

初期の段階では、何も症状がなく、自分では気づくことができないので定期検診を受けるきっかけとなった会社の健康診断にも感謝しています。

当時の私は、健康診断がなければ、自ら子宮頸がんの検査を受けに行こうとは思わなかったと思います。

子宮頸がんの認知度は以前より高くなっているように思いますが、受診しようと思っていても忙しかったり、まだ自分は良いかなと思って後回しにしてしまったり、理由は色々あるかと思いますが、ご自身の身体をご自身で守るためにもこれを機に考えて頂けたら幸いです。

子宮頸がんは何年もかけてゆっくり進行していく病気です。

検診を受けることで、早期治療が受けられるので多くのママさんにこのことを知って頂きたいと思います。

また、子宮頸がん検診も地域や市によって内容は異なるかもしれませんが、無料クーポンや500円で受けられたりするところもあるようなので、お住いの取り組み内容を調べてみて下さいね!

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