妹優先夫[5]義妹が離婚。夫はまた妹優先になるの?

「なんかカオルが離婚したって・・」とシンジさんから聞いてユキノさんは「え!?」と驚きます。「とにかく帰りにカオルの家寄ってみる。ごめん!やっぱ今日ケンシンのお迎え行けない!」と言われ、「わ、わかった」と答えました。

その日の夜遅く。カオルさんの家から帰ってきたシンジさんは「ユキノ・・申し訳ないけどカオルがシングルマザーになってこれから色々と大変なんだ」とユキノさんに状況を説明。「・・タイガ君、1年生だっけ?」と、息子のタイガ君と二人で暮らすことになるカオルさんをユキノさんも心配します。

「うん。カオルたち、うちの近くに引っ越してくるって。俺の母さんは足も弱ってきてなかなか頼れないし、これから俺が少しでも力になってやりたいんだ」と理解を求めるシンジさんにユキノさんは「・・うん」としか言えません。

「そっか・・カオルさんが大変なのはわかるけど・・。付き合ってた頃のようにまたカオルさん優先になるのかな・・」カオルさんの大変な状況は理解できるものの、シンジさんが以前のようにカオルさん優先になるのではないかとユキノさんは複雑な心境になります。

そして数日後の夜。ユキノさんのスマホにシンジさんから「ごめん。タイガが泣いてるみたいで。今日カオルの家に泊まる。ごめんな」とメッセージが届きました。隣ではケンシンくんが「パパまだ帰ってこないの~?今日ねーいっしょにおふろ入るおやくそくしてるんだよ~」とシンジさんの帰りを待ちわびていて、ユキノさんは何と答えればよいのかわからず困ってしまいます。
この日を境にユキノさん達の幸せな生活は壊れていったのです・・。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
9歳男児6歳女児の2児の母です。