[24]妹優先夫|妻の離婚の理由は息子に「父親がいない寂しさ」を感じさせる夫は必要ないから。

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前回のお話

シングルマザーの妹カオルさんとその息子タイガくんを何よりも優先する夫シンジさん。みんなで遊園地に行き、妻ユキノさんとことになり、息子ケンシンくんは実家に泊まり翌日自宅に帰りました。すると、2人の帰りを待っていたシンジさんから、「話がある」と遊園地になぜ弟コウタロウさんを連れてきたのかと不満をぶちまけられたユキノさんは、「でもタイガくんとは遊べたからいいんじゃないの?」と言った後で、「それより私も話があるの」と切り出したのでした。

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妹優先夫[24]義妹のお世話がつきまとう夫との未来が見えない

「私も話があるの」と切り出したユキノさんは、「離婚してくれないかな?今回のことでわかったんだ。ケンシンはシンジがいなくても大丈夫じゃないかって」と言いました。

「そ、それはダメに決まってるだろ!?なにより父親がいない寂しさをケンシンにまで味わわせたくない!!」と訴えるシンジさんに、「何を言ってるの?ケンシンに父親がいない寂しさを感じさせてるのはあなたでしょ?」と、これまでのシンジさんの行動について言い返すユキノさん。

「ケンシンはずっと寂しがってた。でもそれを無視して、あなたはカオルさんたちのそばにいたでしょ?」そう言われて何も言えなくなるシンジさん。すると、「だからケンシンが寂しくないように、コウタロウたちが協力してくれたの」とユキノさんが言いました。

そして、「これからもカオルさんたちを助けたいよね。タイガくんの進学とかでお金がかかるようになったら助けたいと思うでしょ?父親代わりなんだから」ユキノさんの言葉に「それは・・」とシンジさんは言葉が出てきません。

「それをそばで見ていると、私はやっぱり色々思ってしまうと思う。うちが裕福で、お金に余裕があるなら助けてあげたいけど・・揉めるのが目に見えてるのよ」
ユキノさんの言葉は、ケンシンくんの将来を見据えた正論だったのでした。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
9歳男児6歳女児の2児の母です。

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