[23]妹優先夫|自分勝手すぎる。息子に忘れられるほど妻の弟が「父親代わり」になるのは不満な夫。

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前回のお話

シングルマザーの妹カオルさんとその息子タイガくんを何よりも優先する夫シンジさん。またみんなで遊園地に行くことになり、息子ケンシンくんに悲しい想いをさせない為にと弟コウタロウさんと一緒に行くことにした妻ユキノさん。ケンシンくんはシンジさんがいなくても思いっきり楽しむことができ、実家に帰り義妹リンさんに「で、これからどうするんですか?」と聞かれたユキノさんは、「うん・・私、決めたんだ」とまるで覚悟を決めたかのように話したのでした。

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妹優先夫[23]「息子と遊びたかった」自分の都合ばかり優先させる夫

そして遊園地に行った翌日のこと。
「ただいま~」自宅に帰って来たケンシンくんとユキノさん。すると、「お帰り。ずいぶん遅かったね」と顔を出すシンジさんに、「わっ!びっくりした~ どうしてパパいるの?」と不思議そうな顔でそう言うケンシンくん。

「え?・・パパの家だからだよ」シンジさんがそう答えると、「あっ・・そっか~!いつもいないからわすれてた~」と平然と答えてスタスタと歩き出しました。「ケンシン、手を洗ってうがいして~」ユキノさんの言葉に「はーい」素直に返事をするケンシンくん。

そして夜になり、ケンシンくんが眠った後で、
「あのさ、話があるんだけど」と切り出すシンジさんに、「ん?何?」ユキノさんが切り返すと、「遊園地にどうしてコウタロウくんを連れてきたの?」とたずねられ、「え?ダメだった?」とユキノさんが答えると、

「俺、ケンシンと遊びたいから遊園地行こうって言ったよね?コウタロウくんがいたから全然ケンシンと遊べなかった」シンジさんの言葉に、「ん~。でもタイガくんとはたくさん遊べたからいいんじゃないの?」とユキノさんが言うと、

「それとこれは話が別じゃない?」と怒ったようにシンジさんが言いました。
「え?どうして?ケンシンとっても楽しそうだったし、コウタロウに来てもらえて良かったと思う」
ユキノさんはそう言った後で、「・・それよりも私も話があるの」と言葉を続けたのでした。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
9歳男児6歳女児の2児の母です。

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