妹優先夫[23]「息子と遊びたかった」自分の都合ばかり優先させる夫

そして遊園地に行った翌日のこと。
「ただいま~」自宅に帰って来たケンシンくんとユキノさん。すると、「お帰り。ずいぶん遅かったね」と顔を出すシンジさんに、「わっ!びっくりした~ どうしてパパいるの?」と不思議そうな顔でそう言うケンシンくん。

「え?・・パパの家だからだよ」シンジさんがそう答えると、「あっ・・そっか~!いつもいないからわすれてた~」と平然と答えてスタスタと歩き出しました。「ケンシン、手を洗ってうがいして~」ユキノさんの言葉に「はーい」素直に返事をするケンシンくん。

そして夜になり、ケンシンくんが眠った後で、
「あのさ、話があるんだけど」と切り出すシンジさんに、「ん?何?」ユキノさんが切り返すと、「遊園地にどうしてコウタロウくんを連れてきたの?」とたずねられ、「え?ダメだった?」とユキノさんが答えると、

「俺、ケンシンと遊びたいから遊園地行こうって言ったよね?コウタロウくんがいたから全然ケンシンと遊べなかった」シンジさんの言葉に、「ん~。でもタイガくんとはたくさん遊べたからいいんじゃないの?」とユキノさんが言うと、

「それとこれは話が別じゃない?」と怒ったようにシンジさんが言いました。
「え?どうして?ケンシンとっても楽しそうだったし、コウタロウに来てもらえて良かったと思う」
ユキノさんはそう言った後で、「・・それよりも私も話があるの」と言葉を続けたのでした。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
9歳男児6歳女児の2児の母です。