妹優先夫[2]喜ばせてから奈落に突き落とされた気持ち

ある日のこと。
「付き合った記念日は、ちょっと奮発して旅行に行かない?」シンジさんの言葉に、
「え!?うれしい!どこにする~?」とはしゃぐユキノさん。
「どこがいいかな~。2人で決めよう!」
シンジさんが率先して提案してくれました。

すると、
「あ・・ごめん。カオルからだ」そう呟いて持っていたスマホを見るシンジさん。
ユキノさんは、「また・・?」と気持ちがブルーに。

「え?遊園地?うん・・わかった」そう言って電話を切ったシンジさんに、
「どうしたの?」とユキノさんがたずねると、
「あ・・うん、あのさ・・・」と言いにくそうにシンジさんが切り出しました。

「なんか、カオルがテーマパークに行きたいらしくて・・オフィシャルホテルがいいって話してて・・」
「うん・・」ユキノさんは頷きながら、どんどん元気がなくなってしまいました。

「その・・旅行はまた今度で良いかな?」申し訳なさそうに言うシンジさんに、
「・・・うん」
目に涙を浮かべながら、ユキノさんは下を向いて返事をしました。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
9歳男児6歳女児の2児の母です。