妹優先夫[18]突然誘われた遊園地に救いの神が登場

週末はそれぞれの実家に帰るようになって数か月が経った頃、
「今度みんなで遊園地に行かないか?」とシンジさん。「『みんな』で?」ユキノさんが聞き返すと、「最近ケンシンと全然遊べてないしさ」シンジさんの言葉に「あ~・・そうだね。行こうか」ユキノさんが答えました。

そして当日。
「お待たせしました~」笑顔であらわれたカオルさんとタイガくんに、「おはようございます」ユキノさんも笑顔で挨拶。すると、「いつもお兄ちゃんを借りてすみません」そう言いつつもニヤニヤしているカオルさんに、「いえいえ」と穏やかなユキノさん。

「じゃ、みんな車に乗ろうか」シンジさんがそう言ったかと思うと、キキッ!車が横付けされたかと思うと、「おはようございます!」と元気に登場したコウタロウさん。

「え・・コウタロウくん?どうしたの?」動揺するシンジさんに、「みんなで遊園地に行くって聞いたので!僕も喜んで参加します!」とコウタロウさん。ユキノさんは「私が呼んだのよ」と後ろから言いました。コウタロウさんとシンジさんがやりとりしているのを見ていたカオルさんの目がキラリと光ます。

すると、「わーい!くるま乗っていい?」とワクワクした表情でたずねるケンシンくんに、「あっ、もち・・」シンジさんが答えようとすると、「もちろん!」と言葉を遮ってコウタロウさんがケンシンくんを車に載せ、「じゃ、また後でっ」ユキノさんもそう言って車に乗り込み、遊園地に向かって出発したのでした。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
9歳男児6歳女児の2児の母です。