妹優先夫[16]何を言っても堂々めぐりの夫に対する姪っ子の名案に目から鱗

カオルさんの息子タイガくんも「俺の息子だ」と言ったシンジさんの言葉に、ケンシンくんの気持ちをわかっていないと詰め寄るユキノさんは、
「今のあなたにとって私たちはどんな存在?ケンシンはもうあなたの大切な息子じゃないの?タイガくんの父親になることがそんなにも大事?」と涙ながらに訴えました。

すると、「違う!ケンシンは大切だ!」と言った後で、「ただ・・これからもカオルとタイガのことは支えたい。家族だから」と言うシンジさん。「・・・」ユキノさんはその言葉に対して何も言わず、
「・・もうあなたには私の言っている意味はわからないのかもしれないわ」と呟いて部屋を出ました。

そしてユキノさんの実家でのこと。
「もう・・シンジとは暮らせないかも」ユキノさんがそう話すと、
「ケンシンくんがかわいそう・・お義兄さんは全然わかってくれない感じですか?」と涙ぐみながら言う義妹のリンさんに、「何を言っても会話が堂々めぐりで、結局『家族だから』の一点張り・・」とユキノさんがこぼすと、

話を聞いていた姪っ子のユラちゃんが、「・・あの・・うちのパパと遊べばいいんじゃない?」と弟のコウタロウのことを言いだし、「え??」ユキノさんとリンさんはビックリ!

すると、「シンジおじさんに、『ケンシンくんにはうちのパパがいるから寂しくないよ』って思わせればいいんじゃない?うちのパパだって『家族』でしょ?」ともっともなことを言うユラちゃんに、目から鱗のユキノさんとリンさんは感動すら覚えるのでした。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
9歳男児6歳女児の2児の母です。