[13]妹優先夫|「ぼくのパパだもん!」義妹の息子とパパの取り合いで我が子が涙

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前回のお話

家族3人で遊園地に行くはずが、義妹カオルさんと息子タイガくんも一緒だと知り愕然としたユキノさん。車中では夫シンジさんと誰が一緒に遊ぶかで揉め、結果息子ケンシンくんともタイガくんとも遊ぶことに。遊園地に到着するやいなや、走り出すタイガくんとシンジさんに追いつこうと一生懸命走るケンシンくん。カオルさんと二人っきりになり、ユキノさんが「シンジに頼るのを控えてほしい」と言うと、「お兄ちゃんには強制していないし、私たちには頼る人がいないんだから、少しぐらい我慢してほしい」と自分勝手なことを言うカオルさんに、ユキノさんは絶句しました。

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妹優先夫[13]「俺の方が好きみたい」パパを奪おうとする義妹息子

一方、ケンシンくんとタイガくんは、シンジさんと3人で、ジュースを飲んで休憩をする所でした。
「ねぇケンシン!シンジおじさんがこの間、俺に新しいゲーム買ってくれたんだ!」タイガくんにそう言われ「・・・」無言になるケンシンくん。

「それにさ、欲しかったスニーカーも買ってもらったし、休みの日は必ず遊んでくれるんだ」タイガくんが続けて自慢話をすると、「パパ・・ぼくとのおやくそくは守ってくれないのに・・」と心の中で呟きました。

「この前なんて運動会に来てくれてさ~」どや顔でそう言うタイガくんの言葉を聞いて、「パパ・・ぼくのうんどうかいには多かった・・!」ケンシンくんは心の中で呟いた後、「もう・・やめて!パパを・・ぼくのパパをとらないで!」と目に涙を浮かべながら言いました。

すると、「でもシンジおじさんは、俺の方が好きみたいだよ?この前もそう言ってたし」タイガくんの言葉に、「うそ・・うそだよ・・」と、涙をポロポロ流しながら洋服をギュッと握りしめて反論するケンシンくん。タイガくんは、「本当だよ。『タイガは素直でいい子だね』って。ケンシンみたいに泣き虫じゃないって。

「それに、俺のパパって思っていいよって言ってくれたんだ」次から次へと浴びせられるタイガくんの言葉に、「ちがうもん!!パパはぼくのパパだもんー!!わあああああん!!」大泣きしているケンシンくんの声を聞きつけて、「ケンシンくん!?」向こうからユキノさんが走って駆けつけました。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
9歳男児6歳女児の2児の母です。

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