不便の効用 ~息子が生きる力を発揮した日①~

ごきげんよう!mamanです。

今日は、小学生だった息子が、不便がゆえに「生きる力」を発揮した時のことを書いてみたいと思います。




習い事でのハプニング

息子が小学生の時、習い事に送って行ったときのことです。

当時、息子は、週末に、あるスポーツを隣の市の教室まで習いに行っていました。

車で30分かかる教室で、バスもちょうどいい時間がなく、電車を使っても駅からかなり歩かないといけない場所にあったので、毎回、車で送迎していました。

その日は、下の娘が熱を出していて私が送迎できなかったので夫が送ったのですが、コーチの都合で急にお休みになっていたようなのです。

その連絡がきちんと全員に回っていなかったんですよね…。

コーチ~、お願いしますよ~!

お休みになったことを知らずにいた我が家は、時間通りに送って行きました。

教室に着いて、夫は駐車場に息子を下ろして、息子が教室の中に入るのを確認せずに、すぐに車を出してしまったようです。

こういうところが、夫に任せると不安なところなんですよね…。

息子は車から降りて教室に向かったのですが、教室の入り口まで行ったら、ドアに臨時休講のお知らせが貼ってあり、鍵がかかっていて、中にへ入れなかったそうなのです。

でも、振り返ったらすでに父の車はなく…。

その日に限ってキッズ携帯も小銭も持っていないし自力では帰れない距離まで来てしまっています。

私も娘に気を取られていて、出がけに持ち物を確認するのを忘れてしまっていました。

習い事が終わる時間まで待てば迎えが来ますが、それは3時間後です。

息子は途方に暮れました。




息子が考えて取った行動

途方に暮れた息子は、しばし考え、教室の近くのコンビニまで行きました。

店員さんに事情を話し、電話を借りたのです。

でも、自宅にはあまり電話をすることがないので、すぐに番号を思い出せなかったようです。

私や夫の携帯番号も、キッズ携帯に登録していて覚えてはいなかったので、親にダイレクトで連絡を取ることができません。

そこでさらに考え、祖父母(私の実家・車で3時間弱の距離)に電話をかけました。

当時しょっちゅうかけていた祖父母の家の番号だけは思い出せたのですね。

連絡を受けた私の両親から私に電話があり、

「息子君が置いてきぼりで困ってるよ! 何やってるの!? すぐ迎えに行きなさい!」

と、怒られました。

事情がわからない私は夫に連絡を取ると、夫は帰宅途中でした。

自分が教室に入るのを見届けずに戻ってきてしまったために息子がたったひとりで隣の市に置いてきぼりになっていることを理解した夫は、大慌てで引き返し、コンビニの店員さんに謝罪とお礼を言って、多めに買い物し、無事に連れて帰ってきました。

今度は私が夫にキレました。

「なにやってるの!? 危ないじゃない! なんでちゃんと教室に入るのを見届けないの!?」

大反省の夫でした。

その後、私の両親にも無事に連れて帰ってこれたことを報告し、みんなグッタリと疲れたのでした。

でも、時間がたつにつれて、この時のことは、単に肝を冷やしただけではなかったと思うようになりました。

長くなったので、次回に続けます。
不便の効用 ~息子が生きる力を発揮した日②~

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