不便の効用 ~息子が生きる力を発揮した日②~

B!

ごきげんよう!mamanです。

今日は、前回からの続きになります。

前回の記事⇒不便の効用 ~息子が「生きる力」を発揮した日①~




大人のミスを大反省

息子が隣の市に置いてきぼりになってしまった原因は、いくつもの大人のミスが重なってのことでした。

・コーチの休講連絡が不徹底だった

・夫が息子の入室確認を怠った

・私が息子の持ち物確認をし忘れた

大人のミスのせいで、どんなに心細い思いをさせたかと思うと、息子には本当に申し訳ないことをしました。

でも、この経験で、息子の「生きる力」というか「問題解決能力」が発揮されたことは、あとから考えると収穫だったと思います。




息子の発揮した「生きる力」

隣の市で置いてきぼりになってしまい、連絡手段を持っていない状態で息子が発揮した「生きる力」は、主に次の3点だったと思います。

・パニックにならずに、コンビニで電話を借りることを思いついた

・コンビニの店員さんにわかるように事情を説明し、助けを求めることができた

・自宅や親の携帯の番号が思い出せなくても、思い出せる祖父母の家に電話をかけた

パニックになってしまってもおかしくない状況で冷静に考え、行動できたことに、頼もしさを覚えました。

親バカですみません。

後日、学校の面談で習い事のことを聞かれたので、このエピソードをお話ししたところ、担任の先生から、

「いいですねぇ~! 生きる力がありますねぇ~!」

と、お褒めの言葉をいただきました。

この先生からの言葉で、私は初めて、

「あぁ、そうか、こういうことを生きる力と言うのか。」

と思い至ったわけなのですが、そうだとすれば、「生きる力」や「問題解決能力」というような物事への対処能力は、不便さの中で培われるという側面もあるのでしょうね。

今の息子は、さすがに自宅の電話番号は暗記しています(苦笑)。

また、何かわからないことがあれば、すぐにスマホで調べることができます。

すぐにスマホで情報を取りにいき、自分に必要で信憑性の高い情報を選んで得ることは、情報収集能力や情報編集能力を高めていると言えるのかもしれません。

でも今は、災害が頻発し、パンデミックも長引き、先が見えない世の中でもあります。

だから、

「もし今、スマホがなかったら?」

「もし今、パソコンが使えなくなったら?」

「もし今、情報も正解もない中で行動しなければならないとしたら?」

などと不便な状況も常に想定し、「生きる力」を衰えさせないようにしながら、便利さを享受していってほしいなと思っています。

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