前回の話
曖昧な関係が続いていた社会人のミカと大学生のレン。すれ違いも多くなりレンからの連絡も減っていましたが、久しぶりに会ったレンから「ミカにちゃんと付き合おうって言いたくて就職活動頑張ってた」と言われ大喜びのミカ。就職の件で大学のOBの先輩に会うというレンと一緒にスーツを見に行くことになりました。
献身女子とハリボテ王子[13-1]私が選んだスーツがよく似合う彼
久々のお泊まりの翌日、約束通り彼のスーツを見に行きました。
「これ?どうかな??」と派手めな柄のジャケットを手に取る彼に「うーん。こっちは??」とシンプルなものを勧めると「こっち??どう??」と試着して見せてくれる彼。
「うん!すごい似合ってる!」私の選んだスーツは彼にとても似合っていました。「そう??じゃ、これに・・・」彼がそのスーツに決めようとして「あっ」と声を上げました。「どうしたの?」と聞くと、
「ミカが選んでくれたやつ・・・ちょっと予算オーバーだった。違うのにする」と残念そうに笑う彼。そんな彼を見て、私はある想いが沸き上がりました。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母。