前回の話
これはまるさんが小学2年生だった数十年前のお話です。先生の間違いを指摘した日から先生に理不尽な嫌がらせをされるようになったまるさん。授業中に手を挙げても絶対にまるさんを当てない先生は、まるさんが苦手な算数の時は手を挙げていないのにまるさんを指名し、問題が解けなかったまるさんに「バカのくせに一丁前に髪なんか伸ばして」とまるさんにしか聞こえない声で信じられないことを言いました。まるさんは「先生、私のこと嫌いだよね?」と確信しました。
私をいじめたのはまさかの担任でした。[9]
まるさんは、先生が自分を嫌っていると確信しました。
休み時間。クラスメイトの男の子がまるさんに話しかけました。「卵ー、おまえー」
「先生に目ぇつけられとんな」とズバリ。
「最近めっちゃやられてんなーって」と男の子に言われ、「・・・やっぱそう思う?」と聞いたまるさん。
すると、「卵の前はオレやったからなー。1年の時な!」と男の子がサラリと言うのでまるさんはビックリ!
「え!そうなん?」とまるさんが驚いていると、男の子は「今嫌われてんの卵と木本やん」とまたサラリと言いました。
「木本、絶対宿題に二重丸もらえんって言ってたし、授業中も当ててもらえんやろー?」と話す男の子に「あ、私も一緒!」と言うまるさん。
まるさんは、このとき初めて先生にいじめられていたのは自分だけではなかったのだと知りました。そして、「てか、宿題に二重丸とかあるんや・・・知らんかったー・・・」と、宿題で先生に二重丸をもらったことがなかったまるさんは衝撃を受けました。
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※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集]ママ広場編集部
先生は気に入らない子がいると嫌がらせをしていたのですね。