イジメに負けなかった小2の私[80]


性根先生と自分のどちらの主張に賛同するかをクラス全員の保護者に聞いてみると言って、用意してきたプリントを取り出したまるさんのお母さん。そこには性根先生がまるさんに対して行ったいじめ行為の詳細が一覧になっていました。

校長先生が「すみません・・は、拝見しても・・?」と恐る恐る言うと、お母さんは「はい、どうぞ」とすぐにプリントを差し出しました。

手渡されたプリントを黙って読み始めた校長先生。

ひとつひとつ読み進めていく校長先生の顔が次第に青ざめ、プリントを持つ手が震えだしました。

校長先生の様子とは逆に、性根先生は「はっ!そんなの・・頭のおかしい過保護な親って思われるだけで、誰も賛同なんかしないわよ」とお母さんを馬鹿にするように鼻で笑いました。自分が正しいという自信満々な態度です。

しかし、お母さんは性根先生の言葉に「果たしてそうでしょうか?クラスの子どもたちは何度も現場を見ているはずですからね」と毅然と反論。確かにその通りといわんばかりに、少し性根先生の顔が曇ったようです。

「『事実かどうかお子さんに確認してからご判断下さい』とちゃーんと記載しておきました!」と笑顔を浮かべるお母さんに、「はっっ。小2の子どもの言うことなんか親も信じませんよ!」と子どもを見下した発言をする性根先生。

あまりに失礼な性根先生の言葉に、お母さんは「あんまり子どもをナメない方がいいですよ?」と怒りを堪えながら忠告しました。
お母さんが作成したプリントを見た校長先生はかなり衝撃を受けているようですね。どこまでも子どもや保護者を見下し、自分が正しいと自信満々な性根先生ですが、どちらが賛同を得るのかは明白ですよね。
※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集]ママ広場編集部
自分が賛同を得られると信じて疑わない性根先生が不思議でなりません・・。