イジメに負けなかった小2の私[69]


ついにお母さんのターンがやってきました。

ここまでのお母さんの話を聞いた校長先生は、立ち上がり「卵さん、この度は・・本当に!申し訳ありませんでした」と頭を下げました。

「本人に事実確認を取り、改めてご連絡・・」と校長先生が言いかけると、お母さんは「いえ」と校長先生の言葉を遮りました。

「この様子だと・・ご本人は認めないと思いますので、このまま私の話を続けさせていただいてもよろしいでしょうか?」と、先送りにせず今ここではっきりさせたいと訴えたお母さん。

校長先生は「はい・・」と小さく答え静かに椅子に座り直し、性根先生はぐぬっと悔しそうにしながらも反論できずにいました。

ここでお母さんは「性根先生がうちの子をいじめたのは今回限りではありません」と校長先生にさらなる暴露。

お母さんの言葉に、校長先生はハッとします。以前、まるさんが「先生にいじめられています!」と言いに来たときに軽く受け流してしまっていたことを思い出しました。

お母さんは、性根先生によるいじめの他の事例を挙げました。「習字で娘が賞をとったので、二学期のクラス目標をうちの子が書くことに多数決で決まった時も・・」

「うちのクラス目標だけ字がきったない!!堀田さんが書いた方が絶対よかったわ!」と大きな溜息をつきながら言ったという性根先生。

「って言ったそうですね?」と性根先生に事実確認をするお母さん。校長先生は顔面蒼白、性根先生は視線を逸らしひたすら気まずそうにするだけでした。
※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集]ママ広場編集部
校長先生はしっかり謝罪してくれましたが、性根先生の口からはまだ謝罪の言葉が出て来ませんね。