イジメに負けなかった小2の私[28]


給食を時間内に食べられなかったとして、残したご飯を性根先生に取り上げられたまるさん。残ったご飯に水を入れた「水ごはん」なるものを差し出された上に、まるさんが食べないと、クラスのみんなが昼休みに遊べないと言われ追い詰められてしまい、覚悟を決めて飲んだ所、激しい違和感が!
「一体何が!?」
まるさんは思わず口を押えました。

「まずっ!なにこれ・・!?」
ご飯に水をかけただけかと思いきや、予想もしていなかった不味さに驚くまるさん。

そして、
「石鹸の味とにおいだコレ!!」と気づき、性根先生の顔を見ると、してやったりのニヤリ顔。

「先生・・水と一緒に石鹸も混ぜたんだ!!」と気づいたまるさん。

「気持ち悪い・・食べたくないよ・・。どうしよう・・」
石鹸の入った水ごはんと知って、食べていなくても気持ち悪くなってしまったまるさん。でも、クラスのみんなのことを思うと飲まないわけにはいかない、と考えてしまいます。

「遊ぶ時間なくなるってー!!」
「マジで早くしろって!」
まさか、水ごはんに石鹸まで入れられているなんて、思いもしないクラスのみんなは、しきりにまるさんを急き立てます。

「うぐっ・・」言葉に詰まったものの、覚悟を決めたまるさんは、お椀を口に運んで一気に飲み込みました。

「はぁっ・・・」
ため息をつきながら、キレイに空っぽになったお椀を見つめたのでした。
※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集]ママ広場編集部
ま、まるさん!ごはんの中に石鹸を入れて生徒に食べさせようとするなんて、神経を疑いたくなりますね。