前回の話
小学2年生の息子ケンゴ君のママである水嶋あかねさんは、ある日突然担任の吉村先生から電話があり、「ケンゴ君がヒロ君に、マモル君を蹴るよう命令し、本人も認めている」と聞いてビックリ!マモル君ママからの「ケンゴ君の将来が心配」とのメッセージを見てモヤモヤしているとケンゴ君が帰宅。「ボク、マモル君に『やり返して』って言ったんだよ」というケンゴ君の言葉に違和感を覚えたあかねさんは、教室での様子を詳しく教えてもらうことにしたのでした。
いじめ加害者と思われた小学生息子[5]友達の証言を聞き息子に疑いがかかる
担任の吉村先生と一人ずつ話をすることになった子ども達。まずはマモル君。「足は大丈夫?急に蹴られたの?何があったか教えてくれる?」先生がたずねると「知らない!ボク何もしてないのに、急にヒロ君が蹴ってきた。あと何回も叩かれた!」と言うマモル君に「あらあら」と慌てる先生。
お次はヒロ君。「ヒロ君、お友達を蹴るのは良くないよね?どうしてマモル君を蹴ったの?」先生が言うと「うん、でも・・ケンゴがやれって言ったから・・(汗)」困りながら答えるヒロ君に、「ケンゴ君?ケンゴ君に言われたの??でも、蹴るのは良くないよね?」と先生が言いました。
先生にそう言われて「・・・」と黙って下を向くヒロ君。その姿を見た先生は、「・・・もしかして」と何かを気づいたのでした。
「怖かった?」先生がたずねると「・・うん」と頷いたヒロ君。先生は、「ケンゴ君が怖かったってこと??命令に逆らえなかった・・だとしたら・・」と思いました。
そして、「ヒロ君とマモル君のただのケンカじゃない・・もっと大きな問題が・・っ」と話すのを待っているケンゴ君をじっと見つめたのでした。
次の話
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母。