前回の話
教室で起きた出来事により、いろいろな考えが渦なくなか、事件当日の朝に遡ってみたところ、被害者として2人に謝罪されたマモル君が、一番先にケンゴ君を蹴っていたことが判明!ケンゴ君が「2人が怒られるかも」と先に蹴られたことを言わなかったことから誤解が生じる原因に。さらにヒロ君が言っていた「怖かった」はケンゴ君ではなく先生のことだったようで、「もう・・どうなってるのこれ・・」と頭を悩ませていたのでした。
いじめ加害者と思われた小学生息子[10]責任感から先走り過ぎた先生の勘違い
ケンゴ君に話を聞いたあかねさんは吉村先生に電話をかけました。そして「えっ・・怖かったのは私・・ですか??」あかねさんの言葉を聞いて驚く吉村先生。
すると、「ケンゴ君に、『悪い心がある』って・・言ってしまいました」吉村先生の言葉に、「ケンゴに聞いてます、息子の伝え方がよくなかったのかなと・・」あかねさんが答えると「いいえ!私が先走り過ぎて・・。もう一度しっかり話を聞いてみます!」吉村先生が申し訳なさそうに言いました。
そしてまた子ども達に話を聞くことに。「昨日、マモルがオレとかケンゴを蹴ってきてー・・・」とヒロ君。「・・ぉ、俺!!みんなと遊んでたけどみんなのこと・・蹴ってない!し、知らない!」と言うマモル君。2人の話を聞いて「・・・」吉村先生は言葉を失ってしまいました。
「ケンゴ君のことは?昨日怖いって言ってたでしょ?」吉村先生がヒロ君にたずねると、「ケンゴ?怖くないよ?」とすぐに答えました。「・・昨日、先生のこと怖かった?」吉村先生が言うと、「・・・でも今日は怖くないよ」静かに頷きながらヒロ君が言いました。
「怖いって本当に・・私のことだった・・」吉村先生はそう思いながら、ケンゴ君とヒロ君にしっかり謝ってくれたのでした。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母。