子どもに障害があったり、また発達に不安があったり、地域の小児科では判断できない場合、春日井市では「愛知県心身障害者コロニー中央病院」が紹介されることがあるかと思います。このあたりでは「コロニー」と略して呼んでいます。初めて紹介された時はいろいろ不安だと思いますが、長男をつれてすでに5年通いつづけているとこの病院にとても愛着を感じますので、すこしご紹介したいと思います。
① 入口にはレトロな看板
一瞬で昭和にタイムスリップ!いまどきはなかなか見ないこの看板。この書体もなかなか古さを出していていい感じです。
外観も年期が入っています。昔ながらの病院、なのですが最近はどの病院も新しくてきれいなところが多いので、どちらかというと学校の校舎の方が近いイメージだと思います。
② 受付・待合室はさっぱり広い
受付とその前の待合室は広々しています。あまり混んでるイメージを持ったこともないかも。整形外科や精神科近くにも待合室があり、また担当医の診察室前で待っている人も多いです。
キッズスペースもかなり広いので走り回れます。この横にはテレビもあるので子供を遊ばせながらテレビをみて待っていることも。。。
③ 一度は行ってみたい売店
中央病院とは別棟になりますが、地下に降りていくと手前に売店と奥にコロニー喫茶があります。
喫茶店ではランチも提供されています。
売店にはCOOPの商品が置いてあります。昔の大学のような雰囲気にノスタルジックを覚えます。小分けにしたお菓子が30円ぐらいから売っているのでちょっとだけご褒美、も買うことができます。
病院は大きくて広く、私もいったことがないところもまだまだあります。
最初、この病院に来た時は、第二日赤病院からの転院でしたのでその違いにかなり衝撃的だったのを覚えています。(第二日赤病院はかなり最新の病院でしたので・・・)
そこで通院時にあったとても印象に残った出来事をご紹介します。
●聴覚検査室は牢獄のよう!
長男は1歳の時、聴覚検査を受けました。眠っている子供を連れて入れられた部屋は、壁全体がエンジ色の絨毯が張られた小さい部屋。窓はかなり高い場所にあり、鉄格子がはまっています。入り口は聴覚検査室ならではの、とても重そうながっしりした扉。一度閉じ込められたら中からでることは無理でしょう・・・。
いや、ただの聴覚検査ですから何もないのですが、「いったい何の部屋なの!!」と思ってドキドキした記憶があります。部屋の印象がすごすぎました。
●バイオハザードでみたことあるかも!ドキドキの地下通路
大雨の日、リハビリを受けることになっていたのですが、病院本棟からリハビリ棟に移るために地下通路を通ることになりました。案内された通り、地下通路に行くと、天井はむき出しで、ボイラーの配管が丸見え!通路上部には「ばってん」が張ってあるところがあり、「蒸気注意!」のなかなかドキドキする注意書きが・・・。通路も薄暗く、つなぎの部分は土っぽい床で、音も結構うるさい。案の上、子供は怖がって渡るの拒否!そりゃ、私も怖いから、そうなるよね!結局、子供をだっこしてダッシュ!無事、乗り越えることができました。(でも、大丈夫。通常は外から行けます。)
安心してください!!
結構ひどいこと書いたかもしれませんが、病院は古い雰囲気ですが、いつもさっぱりしていて清潔な印象です。もちろんバリアフリーですし、トイレ等も配慮されています。授乳室もありますので、病院としてきっちりしており、心配ありません。
そしてなんといっても・・・
平成31年3月、新しい病棟になります!
新しい病院にとても期待しつつ、この愛着ある病棟がなくなってしまうのは惜しい気持ちになってしまいます。こうやって振り返ってみると、いろいろあって結構好きでした。広さも十分、話題も十分、ちょっとノスタルジーを感じるこの病院ともあと少しでお別れかと思うとさみしく思います。いまどき普通にはなかなか出会えない昭和を満喫してたのかな。新棟まであと少し、この病棟への通院を楽しみたいと思います。