前回のお話
みーちゃんが大好きなばぁばに会いたくないと言った理由が『挨拶』にあると気付いた和栗ぐりさんは、しばらくみーちゃんを見守ることに。そして、みーちゃんがママやパパ以外の人と接するときの行動を振り返ってみると、愛想笑いをしたり赤ちゃん言葉になったり喋らなくなったり、ということがありました。それらの行動は、もしかしたら喋らなくても誰からも可愛がられる弟の真似をしていたのかもしれないと気付いたのです・・・。
人見知りでもこれだけは。[14]
みーちゃんは年少さんになりました。
「あー!はーくん『いただきます』ってしてない!」
と弟のはーくんを指摘するみーちゃん。
みーちゃんは、知らないうちに挨拶に厳しい子になっていました。
「みーちゃんバイバイ!」
「あーちゃん!バイバイ」
お友達に元気にお別れの挨拶をするみーちゃん。
年少さんになるとお友達同士で挨拶をするようになり、保育園生活でも挨拶をしっかりやるようになります。
それでも・・・
「お邪魔しまーす」
和栗ぐりさんのお友達が家に遊びに来たりすると、
「あ、いらっしゃーい」
お友達を出迎える和栗ぐりさんの後ろに隠れてみーちゃんはだんまり。
でも・・・
「こにちは!」
お喋りができるようになったはーくんが元気にご挨拶。
「はーくん、声でか・・・」
と和栗ぐりさんがびっくりするほど大きな声で挨拶しニコニコしているはーくん。
そんなはーくんを見たみーちゃんは・・・
「こんにちは・・・」
和栗ぐりさんの後ろから恥ずかしそうに、でもしっかり挨拶をするみーちゃん。
はーくんが喋るようになってから、みーちゃんも変わり始めました。
「今日はみーちゃんにプレゼントがあるんだよ」
そう言って鞄からクマのぬいぐるみを出したお友達。
「はい、どうぞ」
とぬいぐるみをみーちゃんに渡してくれました。
プレゼントを受け取ったみーちゃん。
さぁ・・・どうする・・・?
最終話に続きます。
和栗ぐり
長女みーちゃん、長男はーくん、1歳7ヶ月差の年子姉弟の日常を描いてます。
----------
おぉ!物怖じせず元気いっぱいなはーくんがみーちゃんに良い影響を与えてくれていますね!先陣を切ってくれるはーくんがいてくれると、後に続きやすいですよね!
[ママ広場編集部]