美術館や博物館。
子どもたちの知的好奇心を養うためにも、たくさん連れて行ってあげたいなと思いつつ、難しさを感じる点が「子どもたちが興味を持てない」テーマがけっこうあること。
うちの子供たちも、小さいうちは絵画にはほぼ興味を示さず美術館は全滅。
歴史を展示する博物館も、
○長男→戦国時代の鎧や刀
○長女→ドレスや着物などキレイな服や宝飾品
以外は素通りとなってしまい、親の理想通りにはなかなか楽しんでくれませんでした。
そのため、リピートするほどの美術館や博物館には巡り合えていなかったのですが……
今回ご紹介する「生命の星・地球博物館」は、ここ数年で5回ほどリピートしております!
〒250-0031 神奈川県小田原市入生田499
電話:0465-21-1515
その理由、おすすめポイントについてお話ししたいと思います。
おすすめポイント①【たくさんの生き物に出会える!】
生命の星・地球博物館の名が示す通り、この博物館にはたくさんの生物の貴重なはく製や標本、骨なんかが展示してあります。
最初の方は地層や鉱石のゾーンで、火山帯や地層の説明のところは少し難しく、子どもは退屈そうかな?
でも、水晶や蛍石(ブラックライトで光る)といった貴重な鉱石はキレイですし、大きな隕石や、実際に触れる石もありました。
これは孔雀石という名前で、勾玉になってそうな色合がキレイ。
少し進むと、生命のゾーンに入り、ここからは子どもが大喜び!
立派なナウマン象に出迎えられて……
迫力満点の恐竜たち。
さまざまな生き物の剥製やレプリカ(?)がたくさん!!
見ているだけでも本当に楽しめます。
昆虫の標本もたくさんあります。
意外と表情が豊か(?)でファニーな人面カメムシや、
すごく小さいのですが、アクセサリーにしたくなるぐらいキレイな昆虫もいました。
小学生男子のアイドル(?)カブトムシやクワガタも、世界中からたくさんの種類が集まっています。
写真を撮るのをためらわれる、巨大なナナフシやゴキブリなんかもいました(足早で通り過ぎました)……。
後は、枯葉や枝に擬態する昆虫を探すコーナーなんかも楽しめました。
中でも一番感動したのが、蝶の美しさ!!
青く輝くモルフォ蝶は、本当にきれいなので、一見の価値ありです!!!
森の宝石との呼び名どおりの輝きでした。
生き物を見て歩いていると…
絶滅してしまった生物を紹介するコーナーがあり、映像で動植物の名前と絶滅に至る経緯が紹介されています。
ここでは、人間の持つ力の大きさや業の深さを感じることができます。
この映像の中の動物たちには、もう会うことができないのです。
子どもたちも真剣な表情で見ていました。
おすすめポイント②【箱根観光の時に寄れる!雨の日にもおすすめ】
わざわざ小田原までこの博物館目当てに来ようと思われる方は少ないかと思いますが、ここはメジャー観光地である箱根のおひざ元。
温泉を楽しみに箱根を訪れる方は多いかと思いますが、子連れで行く場合、意外と困るのが観光スポット。
箱根は美術館や庭園など、多くの観光スポットがあるのですが、どちらかというと大人向きのものが多い!
そんな中でも、この博物館は子どもでも楽しめます。
また、外に少し庭のようなスペースがあるので、「とにかく走り回りたい!」という年頃のお子さんにもおすすめ(笑)
ミュージアム・ライブラリにはたくさんの本があるので、博物館だけざっと見て回るだけでなく、数時間単位で過ごすことも可能です。
図鑑や生き物、地形、宇宙などに関する本がたくさんで、何時間でも見てられますよ~。
博物館は基本的に屋内施設なので、子連れで且つ雨の日の観光場所に悩むときには、特におすすめします!!
おすすめポイント③【コスパがよい!!】
この博物館は、なんと中学生以下が無料。
高校生300円、大人520円という安さ!!
しかも、広めの駐車場の利用も無料♪
箱根は観光地なので、どこへ行っても結構しっかり入館料や入場料を取られますが、比べるとここは本当に安い。
それなのに長時間の滞在もOKな充実した内容で、本当に満足できる博物館です。
そして、空いているところもうれしいポイント。
今回は日曜の午前中に行きましたが、全く周囲の人に煩わされることなく楽しめました♪
ところどころにあるベンチにも、余裕で座れるぐらいの混み具合。
自分たちのペースで、のんびり・じっくり見て回ることができました。
博物館周辺のおすすめ施設
■鈴廣のかまぼこ博物館
かまぼこの手作り体験、食事、お買い物が楽しめます♪
■小田原さかなセンター
小田原には漁港もあるので、美味しいものも食べられますよ~。
もうすぐ夏休み。
もし、箱根観光を予定されている方がいましたら、ぜひ「生命の星・地球博物館」も候補に入れてみてくださいね。
ここに来れば、お子さんの夏休みの自由研究もできちゃうかも!