[32]実母が嫁いびり義母になっていた|嫁のしつけが完璧な家の娘ならうちに嫁いでも心配ないと笑顔で話す婚約者

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前回のお話

彼氏の隆明さんからプロポーズを受け婚約したカオリさんは、家族への報告のために訪れた実家で自分の母親が嫁いびりをしていることを知りショックを受けます。実家に同居する義姉のみずほさんは高校時代の部活の先輩。母親に抗議するも聞く耳を持たず、兄の憲一さんもみずほさんを庇おうともせず見て見ぬふり。優しかった母親の変わり果てた姿にショックを受けたカオリさんが、従姉で同じ部活だったよっちゃんに相談すると、カオリさんの母親が姑から酷くいびられ一人で耐えてきた過去を話してくれました。カオリさんは嫁いびりの連鎖を断ち切ることを決意。よっちゃんと隆明さん協力のもと作戦を練り、いよいよ当日がやってきました。結婚の挨拶は無事終わり、その後親戚一同で食事をすることに。親戚同士がくだらない冗談で笑うなか、みずほさんだけは表情を変えず、淡々と食事の準備を進めます。するとその様子を見ていた隆明さんは「伝統ですか?これならうちの母も喜ぶ」と何やら意味深な言葉を口にします。父親が「どういう意味だい?」と返すと、彼はおもむろに巻物のようなものを取り出し、伊藤家に伝わる妻の5か条を読み上げたのでした。

1話目から読む

嫁のしつけが行き届いている家で安心

隆明が取り出した巻物には、伊藤家に代々伝わるという『妻の5か条』が記されていました。その内容は男尊女卑そのもので、あまりに時代錯誤。正面で聞いていた私の両親は言葉を失い、啞然とした表情で固まってしまいました。

よっちゃんは隆明から巻物を受け取ると、「えぇ~今時こんなのあんの?」と冗談めかして笑いました。千恵さんも気になったのか、そっと巻物をのぞき込みます。隆明は、「そうなんですよ~でもカオリなら大丈夫」と自信満々に言い切ります。

隆明は私に厳しい視線を向けると、「カオリ、うちに嫁に来たら今までとは違うから、心しておくように!」と言いました。私は隆明の言葉に「え?」と青ざめます。

隆明は私の両親に向き直ると、「実は本当のところ心配してたんです、お義兄さんのお嫁さんがカオリの友人だと聞いていたので・・・でも実際にみずほさんを見て本当に安心しました!お義母さんの嫁のしつけが完璧だったので」と、怖いほど爽やかな笑顔で言いました。

さすがの父も、「お義母さんの嫁のしつけが完璧」という隆明の言葉に強い違和感を覚えたようで、「ちょっと、隆明君・・・?」と声をかけました。

伊藤家の妻の5か条を「あり得ない」と笑うよっちゃんとは対照的に、千恵さんは冷静な表情で巻物をのぞき込みました。どこか既視感があったのかもしれませんね。一方で、カオリさんのお父さんは少し混乱した様子。娘が嫁ぐ先がこんな価値観を持つ家だと思えば、落ち着かないのも無理はありません。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:dechi

最新のコメント
  • 匿の名 より

    嫁はいいけど娘に同じ事をさせるのは嫌、という母親のダブスタを突く作戦でしょうね。
    ただ、残念ながらそれだけでは母親の性根は変わらないと思います。母親は「今こそ自分のターン」くらいに思っていそうなので、さらに陰湿な嫁いびりに発展する可能性もありそうです。
    やっぱり兄を説得して別居、それを拒否するなら解放してあげるのがいいような気がします。

  • ななしこ より

    タマネギ部隊のような父がようやく口を開いたわね

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