嫁のしつけが行き届いている家で安心

隆明が取り出した巻物には、伊藤家に代々伝わるという『妻の5か条』が記されていました。その内容は男尊女卑そのもので、あまりに時代錯誤。正面で聞いていた私の両親は言葉を失い、啞然とした表情で固まってしまいました。
よっちゃんは隆明から巻物を受け取ると、「えぇ~今時こんなのあんの?」と冗談めかして笑いました。千恵さんも気になったのか、そっと巻物をのぞき込みます。隆明は、「そうなんですよ~でもカオリなら大丈夫」と自信満々に言い切ります。

隆明は私に厳しい視線を向けると、「カオリ、うちに嫁に来たら今までとは違うから、心しておくように!」と言いました。私は隆明の言葉に「え?」と青ざめます。

隆明は私の両親に向き直ると、「実は本当のところ心配してたんです、お義兄さんのお嫁さんがカオリの友人だと聞いていたので・・・でも実際にみずほさんを見て本当に安心しました!お義母さんの嫁のしつけが完璧だったので」と、怖いほど爽やかな笑顔で言いました。

さすがの父も、「お義母さんの嫁のしつけが完璧」という隆明の言葉に強い違和感を覚えたようで、「ちょっと、隆明君・・・?」と声をかけました。
伊藤家の妻の5か条を「あり得ない」と笑うよっちゃんとは対照的に、千恵さんは冷静な表情で巻物をのぞき込みました。どこか既視感があったのかもしれませんね。一方で、カオリさんのお父さんは少し混乱した様子。娘が嫁ぐ先がこんな価値観を持つ家だと思えば、落ち着かないのも無理はありません。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:dechi
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嫁はいいけど娘に同じ事をさせるのは嫌、という母親のダブスタを突く作戦でしょうね。
ただ、残念ながらそれだけでは母親の性根は変わらないと思います。母親は「今こそ自分のターン」くらいに思っていそうなので、さらに陰湿な嫁いびりに発展する可能性もありそうです。
やっぱり兄を説得して別居、それを拒否するなら解放してあげるのがいいような気がします。
タマネギ部隊のような父がようやく口を開いたわね