前回のお話
実母に「あんたは昔からそう!!私の気持ちなんて全然わかろうとしないんだから!!」と言われ無言になるアサ子さん、すると「それよりも私は立ち合い出産できるの?」と言われ「お母さんはできないと思う」と冷静に答えました。「えーっ!母親の私ができないの!?もう1回病院に確認して!!」地団駄を踏む実母に「うん、わかった」と答えたものの、「全体しない!」そう心に決めたアサ子さん、その後帰って行った実母を見送って「今日も言いたいことだけ言って帰っていったな」そう呟く姿は心底疲れ切っていました。
実母がしんどい[4ー1]母の出産立ち合いお断り
実母に「里帰り出産はするのか?私は立ち合い出産できるのか?」と自分のことばかり聞かれてうんざりするアサ子さん、そしてついに出産当日を迎えました。
「どうしてですか!?」病院に響く実母の声、「娘が心配だからそばにいてあげたいの!母親なので入れてください!」看護師さんに怒鳴り散らすものの「旦那さんが付き添いされていますので・・」と、事前に実母は入れないようお願いしていたこともあり、丁重に断ってくれました。
そして「おんぎゃーっ!おんぎゃー」「・・!」「元気な男の子です」アサ子さんは無事出産!するとすかさず「こんにちはぁ、おばあちゃんよ~」実母の声が聞こえました。
病室に入るなり赤ちゃんの顔を覗き込んだ実母は「あらー、お鼻はアサ子似か・・」がっかりした様子で呟き、その言葉にアサ子は「・・・」無言、すると「あっ、そういえば!」実母が思い出したように言いました。
「アサ子ったら、陣痛の時の声!あんなに叫んじゃって・・お母さんとっても恥ずかしかったんだから~!看護師さんや周りの妊婦さんにちゃんと謝っておいたからね!」と恥ずかしいと言われ、アサ子さんは何とも言えない気持ちになりました。
ついに迎えた出産当日、実母の声が病院内に響いていました。「どうしてですか!?娘が心配だからそばにいてあげたいの!母親なので入れてください!!」怒鳴り散らしたものの、アサ子さんは看護師さんに母親を入れないで欲しいとお願いしていたこともあり「旦那さんが付き添いされていますので・・」と丁寧に断られてしまいました。その後、無事元気な男の子を出産したアサ子さん、ご主人と誕生を喜んでいると「こんにちはぁ、おばあちゃんよ~」病室に実母の声!入ってくるなり赤ちゃんの顔を覗き込み「あらー、お鼻はアサ子似か・・」とがっかりした様子。その上「陣痛の時の声、あんない叫んで恥ずかしい!看護師さんや周りの妊婦さんに謝っておいたからね!」そう言われたアサ子さんは実母に対して絶望的な気持ちになりました。
我が子が無事出産して元気な男の子が生まれたことを、祝うことも労うこともせず、文句ばかりが口を突いて出てくる実母の姿に胸が苦しくなります。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi