[4]マンションなのに2mの鯉のぼり|嫁の予定も希望も完全無視。相談すらなく勝手に買われた雛人形

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前回のお話

お義母さんから兜と鯉のぼり購入の提案をされたいよさん。いよさんはそれについて思うことがありました。4年前の初節句の際、ささやかにお祝いしたいと考えていたいよさんですが、購入予定のお雛様にお義母さんは「ちゃんとしたおひなさま飾らなきゃダメよ!」とダメ出しをされてしまいました。イヤな予感はしたものの、揉めたくないので受け流すことにしたのですが・・・

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勝手に買われた雛人形

「おひな様はちゃんとしたものを買わなくてはダメ」と言ってお人形を取り扱っているという知り合いに電話し始めた義母。揉めるのを避けるため、どんなものがあるのか参考にさせてもらおうかな、と当たり障りのない反応をしてその場は終わったのですが、後日、お義母さんから1件のメールが届きました。

スマホを見ると「いよちゃん!これにしたわ!」という文章と共に立派な雛人形の写真が添えられていました。「これにしたわ」?過去形?

ガーンッ!!
「ええーーーっ!?これにしたって・・どういうことーー!?もしかして・・既に買ってる!?」

お義母さんが「これにした」と言って勝手に買ってきたおひなさまは、とても立派で品のある良い品だったのですが、私が欲しかったおひな様とは全く違いました。

いよさんは「もう買っちゃったんだ・・何段あるのこれ・・」と呆然とスマホを眺めるのでした。

呼ばれて義実家に行くと、5段ある立派な雛人形が飾られていました。
「どう?素敵でしょ??飾ってみたわ~。後で持って帰ってね」とご満悦なお義母さんに、心では大泣きしながら「・・あ、ありがとうございます・・」とお礼を言うしかありませんでした。
断るなんてできるはずもなく、おひな様は持ち帰ることになったのでした。

まさか相談もなく買ってしまうとは思っていなかったいよさんにとって、5段飾りのおひな様は衝撃ですね。いよさんの家はマンションですし、飾る場所の確保が難しそうです。立派なおひな様を孫に買ってあげたい気持ちは嬉しいですが、いよさんが気に入って買いたいおひな様を見せていたのにダメ出しをされ、ひなちゃんがお人形を怖がると話していましたがお義母さんには全く通じていなかったようですね。

ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

脚本・編集・作画:めめ  
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母。

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