今日一番の笑顔で夫を歓楽街に誘う義弟

ジュースをこぼしてしまった甥っ子コウキくんを小6の娘ミクがお風呂に入れてくれることになりました。二人がお風呂場に行くと、信也君が「コウキの着替え出して」とサチさんから着替えを受け取り率先してお風呂場に届けに行きました。さっきコウキくんがジュースをこぼしたときには知らんぷりだったのに・・。私も子ども達の様子が気になり見に行くと、お風呂場から「ミクちゃんはまだ入らないんだぁ」と信也君の声が聞こえて驚きました。ミクはまだお風呂に入っていなかったから良かったけれど、もしかして・・あわよくばミクのお風呂を見に来た?ゾッとすると同時に怒りが湧いてきましたが、確証もないため信也君を怒ることもできなかった私は「サチさん呼んできてください」と声をかけ信也君に出て行ってもらいました。
子ども達がお風呂に入っている間、私は信也君たちの布団の準備をすることにしました。「サチさん、ご飯行く前に布団を出したいんだけど手伝ってくれる?」と声を掛けると、「布団・・?」ときょとんとしながらも「はーい」と立ち上がったサチさん。サチさんのその様子に、泊まらせてもらうのに手伝う気もなかったのかともやもやしながら布団の準備に向かっていると、リビングから達也と信也君が話しているのが聞こえました。「今日、本当にソファで大丈夫なのか?」と達也が聞くと、

「うん」とあっさり答えた信也君は、「それよりさ~。兄ちゃん今日の夕飯後、時間ある?」と話題変更。「夕飯後?まぁ、あるけど」と達也が答えると、

信也君はニヤニヤしながら「じゃあさ~。飲みに行くって言ってさ、2人で『ピーーー(自粛)』の店行かない?」とさらり。

信也君の言葉に、「はぁ?何言ってんの?行くわけないだろ!?」とギョッとした様子で答える達也。

それでも信也君は諦めずに「そのために兄ちゃん家きたんだから~。兄ちゃん家、歓楽街近いだろー。いいじゃん~いいじゃん~」としつこく達也を誘います。達也は信じられないといった表情で「そのためって・・。まさか、うちに泊まりたいって言ったのも・・」と恐る恐る口を開くと、

「そうだよ~。旅費も浮かせるし、ここに泊まればサチにもバレないしさ~」と完ぺきな計画だと言わんばかりの今日一番の笑顔を見せる信也君。達也は呆れて何も言えないようです。

私とサチさんが聞いているとは知らず、いかがわしい夜のお店に行こうとウキウキしながら達也を誘う信也君には驚きを通り越して呆れます。私の後ろではサチさんが怒りに震えていました。まさか信也君がうちに来た目的がそんなことだったなんて・・。そもそもこの家族旅行も自分が歓楽街で楽しみたいから計画したのではないかと疑ってしまいます。
家族旅行の最中にいかがわしいお店に行こうとするなんて信じられません。そしてそんなことに達也さんを巻き込もうとしないで欲しいですね。サチさんに内緒で楽しもうと思っていたようですが、もうしっかりバレてます。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi
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義弟妻は見た目と関係なく、思ったよりもちゃんと御礼も謝罪もお手伝いもしててるいい奥さん。義弟が大クズ。来るなもう。おばあさん、もう小さい子供じゃないんだから旅費なんて出さなくていいし、宿泊先を勝手に長男宅にして押し付けるなよ。
サチにバレたし(笑)
典型的な出来た兄にダメ弟。。。