[17]義父がしんどい|不適切な発言と非常識な行動にストレスを感じる嫁と義母

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前回のお話

沖縄で結婚式を挙げる予定のマミさんとショウタさん。二人とも両親が離婚しており、マミさんは母親と姉、ショウタさんは母親と妹だけを式に招待し、お互い父親は呼ばないことに決めていました。しかし、父方の祖母から「父親が祝いたいと言っている」と聞いたショウタさんは、意を決して会うことに。実際に会ってみてびっくり、初対面にも関わらずデリカシーも遠慮もない姿にマミさんはドン引きします。一方のショウタさんは久々の再会で嬉しくなったのか舞い上がり、お金がないと言う義父の交通費とホテル代まで負担して、独断で結婚式に招待してしまいます。義父に肩入れするあまり、周りが見えなくなっているショウタさんを心配したマミさんは、「気にかけすぎじゃない?」と声を掛けますが聞く耳を持ちません。結局、結婚式はその空気を引きずり、気まずさを感じるものとなってしまいました。それから2年後、マミさんは男の子を出産。「孫を見せたい」と言うショウタさんの気持ちを汲んで、お七夜への義父の参加を渋々認めますが、1時間も遅刻したうえ、初めて会う孫をスルーして料理を食べ始める義父に一同ドン引き。しかし、当の本人は周囲の空気にまったく気づいていないようでした。

1話目から読む

どこまでも能天気な義父に、ついに義母の堪忍袋の緒が切れる

息子ユウスケのお七夜当日。義父は1時間も遅れてやってきたにもかかわらず、遅刻を詫びることも、初めて会う孫に声をかけることもなく、机に並ぶ料理へ一直線。「おかわりありますか?」と厚かましい言動を繰り返し、場の空気は一気に冷え込みます。するとお腹が空いたのか、ユウスケが泣き出しました。

「ユウスケ、お腹空いちゃったかな?」私が泣いているユウスケに声をかけると、横から義父が「おっユウスケはおっぱいの時間か?」と聞いてきました。「ショウタもおっぱいで育ったんだぞ~」と、昔話を始めるかと思いきやー・・・。

「ユウスケはいいなあ、マミさんのおっぱい」ヘラヘラと笑いながら言う義父に、思わず背筋が凍ります。息子の妻に対してこんなことを平気で言えるなんて・・・一体何を考えているのか、気持ち悪くて仕方ありませんでした。

度重なる義父の非常識な言動に、ついに義母の堪忍袋の緒が切れたようで、「私たちはもう帰ります、駅まで送ってくれる?マミさんは産後間もないから休ませてあげないと」とショウタに向かって冷たく言いました。その言葉に、ショウタは驚き「え?もう?」と声をあげます。

「じゃ、これとこれと・・・包んでもらっていいですか?美味かったんで」自分の非常識な振る舞いが原因で早く帰ることになっているのに、まったく気付かず能天気に言う義父。義母は義父の服をガシッと掴み、「申し訳ありません、ほら早く立って!」と急かします。

義母は私に声をかけると、「本当にごめんなさいね、また落ち着いたらウチに遊びにきてね」と申し訳なさそうに言います。義母は何も悪くないのに義父のせいでこんなに落ち込んで・・・私は胸がギュッと締め付けられました。

マミさんが、お腹が空いて泣き出した息子のユウスケくんに授乳しようと席を立つと、義父が横から「ユウスケはいいなあ、マミさんのおっぱい」と笑いながら言いました。息子の嫁に対してそんなことを平気で言える義父に、思わず背筋が凍るマミさん。すると、非常識な義父の言動に限界を感じたのか、義母が義父を連れて帰ると言ってくれました。部屋を出る前に義母はマミさんに声をかけ、「本当にごめんなさいね」と深々と頭を下げます。何も悪くない義母が義父のせいで落ち込む姿に、マミさんは胸がギュッと締め付けられました。義父のせいで肩身が狭くなっている義母に、ショウタさんはなぜ気付かないのでしょうか。

※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

最新のコメント
  • 高木直美 より

    この夫、義父になんか弱みでも握られてんの?それかただの鈍感?ここまでノンデリなのにまだ庇うっておかしいよ。義母も義父にはっきり言わないのもイライラするし、お嫁さんも夫なんか無視して義父に言わなきゃ!

  • 読者 より

    「私たちは帰ります。休ませてあげないと。」じゃないでしょ?妻も妻の家族も言いづらいんだから、義母が元夫と息子にキッチリハッキリ言わないと。

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