「お七夜なんですがうちの父も呼んでいいでしょうか?」思いがけない提案に固まる

音信不通だった義父との再会を機に舞い上がってしまったショウタは、独断で義父を結婚式に招待しました。お金がないという義父のために交通費もホテル代もすべて負担し、嫌がる義母をよそに「家族が久しぶりにそろった」と脳内お花畑。こうして、時間をかけて準備した大切な結婚式は、義父の登場によって苦い思い出へと変わってしまったのです。
・・・それから2年後、私は元気な男の子を出産しました。結婚式の後もショウタは義父と定期的に会っていましたが、私の妊娠をきっかけに距離を置くようになり、しばらくは穏やかな日々が続いていました。

面会に来ていた私の母が「お七夜にはショウタくんのお母さんがいらっしゃるのよね?」と聞くと、ショウタは少し遠慮がちに「あっ・・・お七夜なんですが、うちの父も呼んでいいでしょうか?」と言い出しました。

思いがけない提案に、私も母も固まってしまいました。するとショウタは視線を落とし、「孫の顔を見せてあげたいな・・・と」とつぶやきます。沖縄での一件もあるし、本音を言えば会いたくない。けれど、ショウタの気持ちを考えるときっぱり嫌とは言えず、私は「急にお誘いしたら・・・都合つくかな・・・」とやんわり返すしかありませんでした。

私の言葉を前向きな返事だと受け取ったのか、ショウタはパッと表情を明るくして「それなら大丈夫!父さんに予定の確認はしてあるから!」と嬉しそうに言いました。最初から義父を誘うつもりだったんだ・・・私は苦笑いで「そ、そっか」と返します。隣で聞いていた母も、同じように苦笑しながら「うちはひとり増えても大丈夫よ」と言ってくれました。

これで反対したらまた雰囲気悪くなるし、孫の顔を見たいって気持ちもわかるしな・・・。それでも沖縄での出来事を思い出すと、やっぱり警戒してしまいます。嬉しそうに母へお礼を言うショウタを見つめながら、私は複雑な気持ちになりました。
苦い記憶が残る沖縄での結婚式から2年が経ち、マミさんは元気な男の子を出産しました。マミさんのお母さんがお七夜について聞くと、ショウタさんは「お七夜に父を呼んでもいいでしょうか?」と遠慮がちに聞いてきます。沖縄での一件もあるし、本音を言えば会いたくないマミさんでしたが、ショウタさんの気持ちを考えると強くは断れず、結局お七夜に義父も参加することに。嬉しそうにするショウタさんを横目に、複雑な気持ちになるマミさんなのでした。
父親に孫の顔を見せたいという気持ちもわかりますが、浮かれているショウタさんを見ると、不安がよぎってしまいますね。
※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。
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そろそろ夫ときちんと話し合うべきじゃないですかね。
義父と縁を切れとは言えないが、線引きはしましょう。
それと並行して、義母さんに相談しながら義父の身辺調査や資産の状況も調査するべき。
自分の家庭が壊れる前に。
何かしらの条件を付けたら?夫と義父をずっとこのまま野放しにするなら嫌な思いをしても自業自得。義父が変わるとは思えないし、ハッキリ伝えるか我慢するかどっちかしか無い。