「ちょっといいですか?」罪を忘れウキウキの女性に天罰が下る

お腹に子どもがいると嘘を言い義父と結婚していた(実は婚姻届が出ていなかった)カズハさんが、実はホストに入れあげて借金し、お金を払わずに逃げていることが判明し、絶望的な気持ちになった義父。その話をナツさんから聞いた友達は、「現実世界でそんなことあるんだ・・。ドラマの世界だけだと・・」と驚いて義父を心配しました。
カズハさんからもらった手紙を読みながら、「カズちゃん・・あれは全部嘘だったのか・・」と呟く父親の姿にアケミさんとケイコさんは呆れていました。
その頃カズハさんは、ルキくんというホストに夢中!「私がナンバー1にしてあげるからね。早くルキの本カノになりたいな~」とウキウキのカズハさんに、「俺も仕事頑張って姫と付き合いたいな」と思わせぶりな言葉を囁くのでした。
「ふふ~ん・・」鼻歌交じりでスマホを操るルキくんに、「なに?誰?」と話しかける女性。
「ん~俺の姫だよ~」とスマホを差し出すと、

「・・ぷっ、いつもの痛客じゃん」と鼻で笑って言いました。
「いやいやいや大切なお客様ですから~。なんか、今の仕事がかなり稼げるみたいでさ」ウキウキしながらそう言うルキくんに、「へぇ・・」と女性が返事をしました。

「俺の本カノになるために、頑張ってくれてる健気な姫よ~」嬉しそうに話すルキくんに、
「あらら・・本カノにねぇ。痛客なのに(笑)」笑いながら返事をすると、「それがボクのオシゴトですから~」と笑顔で言うルキくんに、「うわ・・こわ~」そう言いながら二人で笑い合いました。

その頃、ウキウキしながら街を歩いていたカズハさんの後ろから「あの・・ちょっといいですか?」そう言って声を掛けてきたのは警察でした。

「え?」
声を掛けられて無意識に振り返ったカズハさんは、小さく声をあげました。
これまで多くの男性に近づいて妊娠をにおわせて結婚した気にさせ、その都度お金やハイブランドの商品などを貢がせてきたカズハさん。とうとう身元が割れて、逮捕となりました。
子どもがいると嘘をついて結婚を迫り、実際には結婚もしないまま、義父から退職金を全て奪い、姿を消したカズハさん。家族はみんな義父が騙されていると認識していたけれど、カズハさんをまっすぐに信じていた義父は、ある日自宅にやって来たスーツにサングラスの男性2人に、「ホストに入れあげて借金して逃げている」と教えられ、騙されていると信じたくない気持ちでいっぱいに。
その頃、義父を騙したカズハさんは、ホストのルキくんに夢中!ルキくんをナンバー1にして『本カノ』になりたいと、ワクワクしていました。
ルキくんはというと、隣にいる彼女らしき女性に、カズハさんのことを「俺の姫(痛客)」だと話し、「今の仕事がかなり稼げるみたいでさ~。俺の本カノになるために頑張ってくれてる」と二人でバカにしたように笑い合いました。
そして、街中をウキウキしながら歩いていたカズハさんに、2人の男性が近寄ると、「あの・・ちょっといいですか?」と声を掛け、無意識に振り向いたカズハさんは、「え?」と声をあげました。悪いことはもうできません。とうとうカズハさんは逮捕されました。
カズハさんの罪が全て明らかになって、義父の気持ちが少しでも癒えることを願うばかりですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。