夫の気持ちが義姉に無いことは分かっているけれどもう会いたくない

自分の夫の初めての相手が義姉なんて。複雑な気持ちでした。「そういうこと普通ならわざわざ言わなくていいけど、その人と親族になるわけだし・・・それに、ユキさんから聞くことになるなんて。」そうユウトに言ったものの、結婚が決まった時に話して欲しかったのかと言われるとよく分からない気持ちになりました。ユウトは「ごめん」とまた謝りました。

「ユキがこんな形で言うとは思わなかったんだ。」とユウトは言いました。「それに『ルカと仲良くしたい』って言葉信じてて・・・」ユウトの言葉に嘘は無いと思います。でも、ルカさんの態度を見ていて私と仲良くしたいと本当に思っていると感じたのかな、と私はユウトの鈍感さにも呆れてしまいました。

「ユキさんが私に見せた態度って、独占欲だよ?」私はユウトにわかって欲しくて伝えました。「でも俺はユキのことはなんとも思ってない」とユウトはハッキリと私の目を見て言ってくれました。私もそれは分かってる。深く頷いて見せました。

私が、もうユキさんには会いたくない、それに、いつか私みたいにマユが傷つくことがあるかもしれないからマユにも会わせたくないとユウトに伝えると、ユウトは「もちろんだよ」と頷きました。
ユウトとそんなことを話しているタイミングで、ドアのチャイムが鳴りました。誰?

ドアを開けると、神妙な顔をしたサクラちゃんが立っていました。思いがけないお客さんに驚いていると、「ルカさん、ごめんなさい」と本当に申し訳なさそうに謝罪するサクラちゃん。「とりあえず入って」と私はすぐにサクラちゃんを家に招き入れました。
ルカさんと仲良くしたいというユキさんの言葉を信じていたというユウトさん。マウントとしか思えない、意地悪な言動にルカさんがイヤな思いをしていたことに気付いていなかったようですね。ユキさんがルカさんに上から目線で言い放っているところを直接見聞きしてしまった娘サクラちゃんが、誰よりも深刻に受け止めているようです。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi
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