[20完]義姉が嫌い|抱えていた思い「私と結婚したのは仕方なくだもんね」妻の根っこの思いを初めて聞く夫

アイコンイメージ
前回のお話

ルカさんの夫ユウトさんと義兄夫婦のアサヒさんとユキさんの3人は幼馴染。ユウトさんとの親密さをやたらアピールするユキさんには理由が。料理上手で勉強もでき、控えめな性格で優しいルカさんは誰からも好かれ、アサヒさんや子ども達がルカさんを褒めるのを見て惨めな気持ちになり、ルカさんへ敵意を向けるようになりました。さらにルカさんがアサヒさんの好きなタイプと言うことも気に入らなかったユキさんは、十数年前、高校生だった頃、3歳年上のアサヒさんに告白するも振られてしまい、当時ユキさんのことが好きだったユウトさんがユキさんを慰めているうちに関係を持つように。しかし、しばらくして「アサヒの子を妊娠した!」と嬉しそうに報告されユウトさんはビックリ。ユキさんは、「諦めるから最後に思い出が欲しい」とお願いしてアサヒさんと関係を持ったのでした。その後「責任は取る」と決断しユウトさんに謝るアサヒさん。その頃ユキさんは、アサヒさんと家族になれるとワクワク。数年後、ユウトさんが彼女のルカさんを紹介すると、「アサヒの好きな雰囲気の子だ」とすぐに感じたユキさん。パン作りが得意とパンの差し入れをするルカさんにみんなが美味しいと大絶賛!アサヒさんの顔を見たユキさんは、「あんな顔、私に見せたことない」と心の中で呟きました。そして今、「私の気持ちなんて誰もわかってくれない」と落ち込むユキさんは、傷つけばいい!とルカさんを責めていると、「反省して」とアサヒさんからメッセージが届き、「なんで私だけ・・」とまた落ち込むのでした。

1話目から読む

「私なんていなくなればいいんでしょ?」自分は必要ないと思い詰めた妻

「私の気持ちなんて誰もわかってくれない!あの子なんていなければいいのに」とルカさんを排除したい気持ちでいっぱいのユキさん。「ちょっとぐらい傷つけてもいい」と言う思いが起こした出来事について反省もせず、アサヒさんから届いた「反省して」のメッセージにも「なんで私だけ・・」と落ち込んでいました。

それから数日後のこと。
「ユキ・・少しは落ち着いた?」アサヒさんがそう言うと、「アサヒも、ルカちゃんみたいな子がいいんでしょ?」と言い出すユキさん。

「ユキ、なにを・・」と言うアサヒさんに、「アサヒは最初から、私のこと好きじゃなかった。知ってるよ」ユキさんがそう言うと、

「でも私は、それでも一緒にいたかったの。それなのに、ルカちゃんが現れてから、サクラもリョウも『ルカちゃんがママだったら』って、みんなルカちゃんのことばっかり」

「そうだよね。アサヒが私と結婚したのだって仕方なくだもんね」ユキさんがそう言うと、

「そんなこと・・」とアサヒさんが言い終わる前に「私なんていなくなればいいんでしょ?」ユキさんの言葉に、「そんなことないって!」と否定するアサヒさん。

ユキさんの肩をぐっと抱き寄せると、「ユキがそんな思いしてたなんて・・ごめんな」と言いました。

アサヒさんの言葉に、思わず涙がこぼれるユキさん。
「俺はユキをちゃんと大切に思ってる。ユキをそんな思いにさせたのは俺のせいだから・・ごめん」とアサヒさんが謝りました。

そして、「サクラたちにも説明する」と言うと、「うん・・」と返事をするユキさんに、「ユウトにも俺から説明しておく」と言われ、言葉になりませんでした。

そして、「ルカちゃんとユウトに謝っておいて・・もう私の言葉も聞きたくないと思うから」目に涙をためてユキさんが言いました。

そして、「わかってる。ユキごめんな」アサヒさんがそう言うと、「私も・・ごめんなさい」とユキさんも素直に謝ったのでした。

数日後、自宅にやって来たアサヒさんに、「ルカちゃんみたいな子がいいんでしょ?」と言い出すユキさん。ユキさんは、アサヒさんは仕方なく自分と結婚したと思っていると知り、思いをきちんと伝えるアサヒさん。やっと素直になれたユキさんと、子どもたちが早く仲直りして家族楽しく過ごせますように。

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

この記事をSHAREする