[13]義姉が嫌い|笑えない。みんなが義妹を「かわいい」と褒めちぎる。

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前回のお話

ルカさんの夫ユウトさんと義兄夫婦のアサヒさんとユキさんの3人は幼馴染。ユキさんがユウトさんとの親密さをやたらアピールするのでルカさんはユキさんが苦手でした。ある日、二家族でバーベキューをしたときに、ユウトさんが高校生頃まで自分のことが好きだったこと、そしてユウトさんの初めての相手は自分だとルカさんに自慢げに話したユキさん。無神経な発言をアサヒさんとユウトさんに責められても、ユキさんは「事実を言って何が悪いの?」と悪びれません。ユキさんの娘サクラちゃんと息子リョウくんもユキさんがルカさんに話しているところを偶然目撃してしまっていました。サクラちゃんは一人でルカさんのところへ行き、母親の発言を涙ながらに謝りました。家に帰ったサクラちゃんは「もうママと話したくない。ママと家族やめる」と言って部屋にこもり、翌朝サクラちゃんとリョウくんとアサヒさんは実家に帰ってしまいました。家族の反応が理解できず「私が何したって言うのよ!」と怒りだしたユキさんは、「私の居場所を取ったのはあの子じゃない!」と数年前のことを思い返しルカさんに怒りを向けます。数年前、義実家に集まったときに料理上手なことをみんなに褒めれていたルカさん。そして、サクラちゃんが英語でわからない問題があると言っていたことを思い出したユウトさんが「ルカはアメリカの大学に留学してたからルカに聞けばいいよ」と言い、みんながルカさんに尊敬の眼差しを向ける中、ルカさんは終始謙遜していました。

1話目から読む

私だけ蚊帳の外。みんなが義妹を中心に盛り上がる

料理上手なことや勉強ができることをみんなから褒められ、ルカさんは顔を真っ赤にして照れていました。するとユウトが「ちょっと、ルカ恥ずかしくて困ってるから・・」とルカさんをフォロー。恥ずかしがるルカさんを見て「え~かわいいー!」とサクラがまたルカさんを褒めました。「もう!サクラちゃんの方がかわいいでしょ~。大人をからかわないで」とルカさんが困ったように言い、「あははは」とみんなで盛り上がっています。

サクラが「パパ、ルカさんかわいいよねー?」とアサヒに聞くと、アサヒは「あぁ、すごくかわいい」とにっこり。すると、ユウトが「ちょっと~兄貴!ルカ褒めるのやめて!」と慌てて言いました。

「あっ。ユウト君がパパに嫉妬した~」とサクラが冗談っぽく言うと、ユウトは否定することなく「そうだよ!俺以外はダメ!」と赤くなりながら嫉妬を認め、「リョウも褒めるの禁止なー」とまだ子どものリョウにまで牽制。ルカさんのことが好きで仕方ないといった様子のユウト。

困った様子で「もう!みんなやめてよー」とルカさんが言うと、「あははっ」とまた明るい笑いが起きました。ルカさんを囲んでみんなが楽しそうに笑うなか、私は「ははは・・」と乾いた笑いしか出ませんでした。みんな「ルカさん」「ルカさん」って・・私もいるんだけどな・・。

みんなから褒められすぎて真っ赤になって恥ずかしがるルカさん。そんなルカさんの姿を見てみんなは「かわいい」とさらにルカさんを褒め、ユウトさんは「ルカを褒めるのやめて!俺以外はダメ!」と嫉妬を隠しません。ルカさんを中心にみんなが盛り上がる中、ユキさんは一人何とも言えない複雑な気持ちを感じていました。
妻で母で嫁、という同じ立場にいるはずのユキさんとルカさん。ルカさんだけがみんなにちやほやされる状況はユキさんにとっては面白くないですよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

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