[4]義母からの手紙|息子の育休取得に戸惑い「今と昔は違う」嫁の言葉にハッとし嫌な姑だったと反省

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前回のお話

シンゴさんの妻であるカスミさんは、介護施設に入居した義母トミさんに会いに行った際、義母からの手紙を渡されました。受け取った手紙には、カスミさんと初めて会った時のこと、そして海外で挙式することになり、同行して結婚式を見ることができました。新婚旅行にもかかわらず、常に気にかけてくれたカスミさんが「もう家族ですから!頼ってください!」と言ってくれ、とても楽しい旅行になったのでした。それからしばらくしてカスミさんが妊娠。義母には謝らなければならないことがありました。

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義母からの手紙[4]「男も女も関係ない!」これからの子どもの育て方を知る

「謝らなければならない『あの時のこと』とは、カスミさんの妊娠がわかった時のことでした。

「シンゴが育休!?仕事はどうするの?」シンゴの言葉に驚いて聞き返した私。シンゴはただでさえ頼りないのに、この上、昇進に響くことなんて・・と心配し、「やっぱりやめた方がいいんじゃない?男が育休なんて・・」と私の考えを伝えると、「何言ってるんだよ!」とシンゴに否定されてしまいました。

「男も女も関係ない!親になるんだから、2人で子育てするんだ!男だ女だ、なんて古い考えだよ・・」シンゴにそう言われた後で、「お義母さん、今と昔は違いますから・・!」とカスミさんに言われてはっとしました。

「あの時は色々と口を出してしまい、ごめんなさい。嫌な姑だったでしょう・・」と反省する義母。
「2人がしっかりと育児や家事、仕事をする姿を見て、これからの人は、協力して子どもを育てていくんだと、考えが変わりました」
「でも・・それと同時に、シンゴにもっと家事を教えておけば・・と後悔しました」

そして、
「ばあば!」そう言って駆け寄る赤ちゃんに、「はいはい。よくきたね」そう言って、小さな手をしっかり握りしめた私。
「孫のツヨシもよく家につれてきてくれてありがとう。かわいい笑顔を見るたび元気がでました」

「ツヨシは小さい頃のシンゴにそっくりで、よく昔を思い出しました」

「これからも、2人の愛情をたっぷり受けて大きくなるんだろうな。そう想像するだけで、幸せで胸がいっぱいになったものです」

義母は、孫にあたるカスミさんとシンゴさんの息子ツヨシくんと、ツヨシくんの育児に奮闘する2人に対して、温かい愛情で見守っていてくれたのでした。

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

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