[1]義母からの手紙|「嫁の私に手紙?」息子のことすらわからなくなった義母から突然渡された手紙

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シンゴさんの妻カスミさんは、介護施設に入居した義母トミさんに会いに行きました。すると、施設の方から、義母が書いた私宛の手紙を預かりました。「調子が悪くて、シンゴさんも分からない時があるのに私に手紙・・何だろう?」カスミさんは驚きながら、手紙を読むことにしたのでした。

義母からの手紙[1]認知症のひどい義母が嫁宛に書いた手紙

「じゃあお義母さん・・また来ますからね」介護施設にやって来たカスミさんは、入所している義母トミさんに声をかけました。

「・・・」カスミさんが声をかけても何も答えない義母。「いつものこと」と諦めたようにうつむいていると、「そうだトミさん!カスミさんに手紙渡さないと!」施設の方の言葉を聞いて「・・手紙?」と不思議に思ったカスミさん。

すると、「こないだ荷物の中に紛れてるのを見つけたんです。トミさん最近調子悪いでしょ。だからいつ書いたものか分からないんですけど、宛名付きだったので」そう言って「カスミさんへ」と書かれた封筒を渡してくれました。

封筒に書かれた「カスミさんへ」という文字をじっと見つめるカスミさんは、「お義母さんが私に・・」となんともいえない気分に。

早くに義父を亡くして一人暮らしだった義母は、数年前に認知症の症状が出始め、それから年々酷くなり、最近介護施設に入居を決めたのでした。
「調子が悪くて、息子のシンゴさんも分からない時があるのに、私に手紙・・何だろう?」
カスミさんは手紙をじっと見つめていたのでした。

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

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