[4]義母と嫁は水と油|歪んだ思考で落ち込む息子「お母さんが作ってくれないの?」手料理作戦は嫁の勝利

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前回のお話

ある日、「私って嫌な義母って思われてるのよね。ユミさんに」と落ち込む義母。義母のお姉さんが話を聞くと、ユミさんに「家事は自分の仕事じゃない」って言われたと。息子タカシの身体を思いやっての言葉でしたが、「私はご飯をつくる係ではないので」とキッパリ言われ、「息子の心配をしてるだけよ?何がいけないの?」と落ち込む義母。「私、嫁いびりしてるみたいに思われて、本当に傷つくわ」と言う義母を、お姉さんが優しく慰めました。また別の日。ユミさんが職場の先輩に義母の愚痴を話していました。「『大変なら仕事は辞めてもいいのよ?』って何目線なんですかね?」と不満だらけ。ユミさんは自分のことは自分でと教えてると聞き、立派な教育方針と先輩は言ってくれたものの、義母に何も言わない夫にもモヤモヤが募りました。ある日のこと。「妻として努力もしてない。タカシが可哀想よ」義母がそう言えば、「こっちはフルタイムで家事も育児もやってる。誰が怠けてるって!?」とユミさんが言う。全てにおいて意見が嚙み合わない二人は、「本当に何もわかってない!!」と言う言葉は嘘のように同じ意見なのでした。

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「隠し味にレモンを少し絞ったんだ~」料理人の発想にビックリ

ユミさんが妻としての役割を果たしていないと義母が言えば、「フルタイムで家事も育児もやってる」と反論するユミさん。その後「離婚すればいいのよ」と義母が言い出すと、「そもそもタカシは味方なのに」と反論するユミさん。その後「本当に何もわかってない!」と言う二人は嘘みたいに息ぴったりなのでした。

そしてある日のこと。
「完成~」レイにポテトサラダを差し出され、「味見させて!」と言うと、「いいよ~」と嬉しそう。一口食べると「えっすごい美味しい!」と驚くレベルなのでした。

「でしょ~」とちょっぴり自慢げな表情を誇らしく思いながら、「隠し味にレモンを少し絞ったんだ~」と言うレイの様子に、「そうなの!?もうお母さんより料理が上手じゃん!」とユミさんがそう言うと、「へへっ」と少し笑っているのを見て、「あっ!」と良いことを思いつきました。

そして、義母のところへ行ったレイが、「おばーちゃーん。みてコレ!」レイがそう言うと、「あら何かしら?」と義母。「じゃーん。僕が作ったんだよ~」そう言ってポテトサラダを差し出すと「レイくんが??」と義母もビックリ。

すると、「お母さんが作ってくれないの?」と義母がレイに言うと、「何言ってるの?おばあちゃんに食べてもらおうと思って作ったのに」としゅんとして答えました。

レイくんの元気のない様子に気づいた義母が、「ありがとう!食べてみたいわ~楽しみ!」と言うと、「うん!」と嬉しそうなレイくん。二人の様子をこっそり見ていたユミさんは、「うひひ・・」とほくそ笑むのでした。

レイくんが作ったポテトサラダを味見するユミさんは、その美味しさにビックリ!隠し味にレモンを絞ったと聞き、「もうお母さんより料理が上手じゃん!」と言うと、嬉しそうに笑いました。その時、ある事を思いついたユミさん、レイくんのおいしそうなポテトサラダを前に「お母さんが作ってくれないの?」と聞く義母。レイくんが、「おばあちゃんに食べてもらおうと思って作った」ポテトサラダ、「お母さんが作ってくれないから」が理由ではありませんよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:YUKA
3人の子持ちのイラストレーターです。教員免許あり
育児理論を分かりやすくして漫画にしています。

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