夫が育休を取ることに納得できない義母

義母からの手紙には、私たちが海外で挙式をあげた時のことも綴られていました。勇気を出して誘った初めての家族旅行。当時、義母は遠慮がちだったので楽しんでくれているか不安でしたが、手紙には私のおかげでとても楽しい旅行になったと書かれていました。
それからしばらくして、私の妊娠が分かった頃。私だけでなく、シンゴも育休を取ると知った義母は「やっぱりやめた方がいいんじゃない?男が育休なんて・・・」と、ただでさえ頼りないと思っているシンゴが、昇給に響くような選択をすることを、ひどく心配している様子でした。するとシンゴが「何言ってるんだよ!」と声を荒げます。

シンゴは義母の目をまっすぐ見つめると「男も女も関係ない!親になるんだから2人で子育てするんだ!男だ女だなんて、古い考えだよ」と力強く言い切りました。私もこの時は口にするべきか一瞬迷いましたが、意を決して「お義母さん、今と昔は違いますから!」と、はっきり自分の気持ちを伝えました。

義母からの手紙には、[カスミさんに言われてはっとしました。あの時は色々と口を出してしまいごめんなさい。嫌な姑だったでしょう。2人がしっかりと育児や家事、仕事をする姿を見て、これからの人は協力して子どもを育てていくんだと考えが変わりました。でもそれと同時に、シンゴにもっと家事を教えておけば・・・と後悔しました。]と綴られていました。

実際、シンゴが育休を取ってくれたおかげで、息子のツヨシはすくすくと立派に育ちました。私もシンゴも、育休の間にツヨシの成長を間近で見守ることができ、本当によかったと感じています。育休をめぐって少し揉めたものの、最終的に義母は理解してくれて、ありがたく思いました。何より、ツヨシのことを本当に可愛がってくれたことが嬉しかったです。

義母からの手紙には[ツヨシをよく家につれてきてくれてありがとう。かわいい笑顔を見るたび元気がでました。ツヨシは小さい頃のシンゴにそっくりで、よく昔を思い出しました。]と書かれていました。

[これからも2人の愛情をたっぷり受けて大きくなるんだろうな・・・そう想像するだけで幸せで胸がいっぱいになったものです。]義母からの手紙で何十年も経ってから初めて知った、あの頃の義母の本当の気持ちに、私は胸がいっぱいになりました。
義母の時代は、夫は外に働きに出て、妻は家を守るのが当たり前。それなのに、息子が育休を取ると知れば、昇給に響いてしまうのではないかと不安になりますよね。衝突はしたけれど、義母は自分たちを心配した上でそう言ってくれたんだと、カスミさんもシンゴさんもきっと分かっていたはず。だけどあえて手紙で謝ってくれるなんて、良いお義母さんですね。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
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いや、ちょっと古い価値観出ただけで無理やり押し付けた訳でもないし和解してるっぽいから問題ないのでは?
孫にもいいおばあちゃんだと思うけど…
このお母さんの時代ではそう思うのが当たり前だったから…仕方ないですよ。
孫を見て息子を思う…よくわかります。
涙 涙です。