コウキくんの不在に違和感を感じつつもカフェにやって来た5人、席に案内され、好きなものを頼んでいいと言われてかずくんとたっくんは大はしゃぎ!遠慮するママさん達に信也が「夜の相手もなかなかできず、サチをいかに喜ばせることができるか?」という質問を切り出し、言葉を失って固まってしまいました。するとその時「信也じゃん!」と声を掛けられ振り返ると信也とサチの高校時代の同級生カナとその家族が立っていて、信也は思わず「ゲッ・・汗」と都合が悪そうに呟くのでした。
[8]えげつない夫と甘やかし義母
洗濯物を畳んでいると電話が鳴り、サチはスマホを手に取りました。
「もしもしサチ?」
「カナ?おひさ~!どうしたの?」
久しぶりにかかってきた高校時代の同級生カナからの電話にうれしくなってテンションが上がるサチ、でも、あまり歯切れの良くないカナの様子に違和感を感じていると、
「それが・・今、信也がさ・・」
「は?マジ?今?コウキといないけど・・えっ!ひとり?コウキは一緒にいないの!?」
信也と偶然カフェで居合わせたこと、コウキくんは一緒におらず、サチと一緒にいると言っていたことをカナから聞いたサチは、
すかさず信也のスマホに電話を掛けたのですが、
何度コールしても電話には出ずイライラが募るのでした。
それから少しして、やっとつながったと思ったら、
「あっ!もしも・・」
「ママだあ~」
「え?コウキ?」
「うん!」
ママの声を聞いてうれしそうなコウキくんの声に驚いたサチは
「パパは?」
「ごようがあるからっておでかけした~!」
ごようって何?と思いながらコウキに話しかけました。
「ごよう?・・コウキは今どこにいるの?」
「いまね~ばぁばんち!」
「そっか。パパはスマホ忘れてっちゃったの?」
ひとまずコウキが無事でよかった!と思いながらコウキに尋ねると
「ううん。もういっこのやつもってったよ~」
「・・ん?」
もう一個・・?持って行った・・って何!?
コウキの答えに、サチの頭の中は「?」だらけになったのでした・・。
[9]に続きます。
「えげつない夫と甘やかし義母」は毎日更新します。お楽しみに!
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※ストーリーは体験者の話を元に作成編集したものであり、登場人物や団体名は仮名です。
※実在の人物や団体等とは関係ありません。
[脚本・編集]ママ広場編集部 [作画]dechi