親のエゴで娘から父親を取り上げるようなことはしたくない

私の気持ちに寄り添うどころか、この期に及んで義母の肩を持つタイキ。その様子を見ていた母はついに堪忍袋の緒が切れたようで、「娘に悲しい思いをさせる夫なんて必要ないと思っています」と冷たく言い放ちました。結局、義父の計らいもあり、タイキが心から反省するまでは義実家で預かってもらうことにして、ひとまず話がまとまったのでした。
義家族を玄関で見送り、バタンとドアが閉まった瞬間、私と母は「疲れた・・・」とその場に膝から崩れ落ちました。「あちらはお父さんだけ話が通じる感じね、タイキくんがあれじゃあ先が思いやられるわ」ぐったりとした表情で話す母に、私はふふ・・・と力なく愛想笑いします。

「これからどうするの?」心配そうに問いかける母に、私は「許せないとは言ったけど、やっぱりリナから父親を取り上げることはしたくないの」と正直な気持ちを打ち明けました。自分にとっては最低な夫でも、リナにとってはたったひとりの父親。親のエゴで取り上げるようなことはしたくありませんでした。

私の思いを伝えると、母は静かにうなずき「そうだよね、リナちゃんのこともあるし」と理解を示してくれました。私は母に「タイキのことはまだ許せないけど、お母さんやお義父さんが味方してくれて、なんかスッキリしたよ!」と感謝の気持ちを伝えました。

「これからのタイキたちの態度と対応を見てちゃんと考えたいと思う」私がそう笑顔で伝えると、母も微笑みながら「ほんと変わってくれるといいんだけど」と言いました。それから数日後。義父にこっぴどく叱られたのか、自宅に謝りに来たタイキと義母は見違えるほどしおらしくなっていました。私がどれほど傷ついたのか、自分たちがどれだけ酷いことをしていたのかをようやく理解したようで、初めて心からの謝罪を口にします。・・・だからといって、すぐに許すつもりはありませんけどね。

これからタイキや義母との関係がどうなるのかはまだ分かりません。人は簡単には変われませんし、今後の2人の態度や行動を見て、夫婦を継続するか別れるかどうかを判断していこうと思っています。ですが、もしまた同じことが繰り返されるようなら・・・その時に迷わず決断できるよう、いつでも別れられる準備だけは着実に進めていくつもりです。
リナちゃんから父親を取り上げたくないという想いから、夫婦を続ける選択をしたマヤさん。自分にとっては当たり前のことでも、相手にとっては深く傷つく行為であることは珍しくありません。「家族だから大丈夫」と甘え続けていれば、今回のタイキさんのように取り返しのつかない事態を招くこともあります。特に、自分の両親にパートナーのことを逐一報告してしまう癖のある方は要注意。その何気ない行動が、知らないうちに相手を追い詰めているかもしれませんよ。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。
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義母と旦那側の反省にせよ開き直りにせよ、そこが知りたいのに説明不足
被害エピソードをこれでもかしつこく何話も描くわりに、いつもオチを1話でつけるからモヤモヤが残る
これで終わり?
全然スッキリしない終わり方だった。
義母は離婚されるから
孫に会えなくなるから仕方なくって感じだし
旦那も自分は悪くないとまだ思ってると思う。
このまま上手くいくとは到底思えないけどなぁ