[15]逐一義母に報告する夫|反撃開始!話の通じない夫を分からせるため、やられた分だけやり返す!

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前回のお話

夫のタイキさんが、何でも義母に報告することに悩みを抱えるマヤさん。包丁で少し指を切ったことや、片付けで夫婦喧嘩になったことなど、家庭内で起きた些細な出来事は全部義母に筒抜け。はじめは義母の行動に文句を言うマヤさんを軽く受け流すタイキさんでしたが、何度もしつこく言ったのが功を奏したのかやっと伝えてくれたようで、義母からの連絡はパタリと止みました。分かってくれたんだと感動するマヤさんでしたが、これは嵐の前の静けさにすぎませんでした。それから時が経ち、リナちゃんの6歳のお誕生日がやってきました。飾りつけや料理の用意をすませて準備万端。しかしタイキさんが急に「これから母さんと3人でテーマパークに行く」と言い出しました。しかも、その日は結局義実家にお泊り。翌日も「プレゼントを買いに行く」という名目でリナちゃんを連れ出し、結局帰ってきたのは誕生日翌日の夜でした。マヤさんがタイキさんに「今回のことってわざとやったの?」と聞くと、「お前の態度が悪いとこんなことが起きるんだってわざわざ分からせてやった」と自慢げ。「これに懲りて反省するならもうしない」となぜか上から目線で言ってくるタイキさんに、もうこれ以上何を話しても無駄だと思ったマヤさんは、「しばらくタイキとは話もしたくない」と言って部屋から出て行ったのでした。

1話目から読む

最低な夫でも、娘にとってはたったひとりのパパ

自分は一切悪くないと思っているタイキとこれ以上同じ空間で過ごせる自信がなくなった私は、「もう一緒に暮らしたくない」と正直な気持ちを伝えました。しかし、タイキはこんな状況になってもなお、「お前が反省して行動を改めれば済む話だろ?」と聞く耳を持ちません。私はタイキに「しばらく話もしたくない」と言い捨て、リナが眠っている部屋に向かいました。

すやすやと眠るリナの手を握りながら、どうしてこんなにも話が通じないんだろう、どうして結婚する前にタイキの報告癖に気付けなかったんだろう・・・と、タイキと結婚したことを後悔しました。

リナを起こさないように声を押し殺して泣いていると、「パパ、ママ・・・だいすき」と、リナの寝言が聞こえました。あんなに話が通じなくて、私の気持ちを理解してくれない人でも、リナにとっては大好きなパパ・・・。離婚したい気持ちでいっぱいでしたが、リナのことを思うと簡単には決断できない自分がいました。

私は、夫にやられた分、徹底的にやり返すことを心に決めました。翌朝「パパ、ママおはよー!」元気よく起きてきたリナに、私は「おはよう!それと・・・リナ、6歳のお誕生日おめでとう」と2日遅れのお祝いの言葉を伝えます。もちろん、隣のタイキは無視です。

「ありがと!ママと約束してたケーキ食べられる?」愛嬌たっぷりの笑顔で聞いてくるリナに、私も微笑んで「もちろん!幼稚園の帰りにママと2人で買いに行こうね」と返しました。「やった~!」と喜ぶリナにつられて、私も自然と笑顔になります。一方タイキは、何の話なのか分からないといった表情で私たちを見ていました。まあ、タイキにはあえて伝えていないのですから当然の反応です。

私は「なぁ・・・」と話しかけてくるタイキを無視してリナの肩に手を置き、「さぁ!ご飯食べないとお迎えのバス来ちゃうよ~!」と明るく声をかけます。タイキは、一夜にして変わった私の態度に困惑しながら「…なんだよ」とつぶやきました。

話も通じなければ、妻の気持ちに寄り添うこともしない最低な夫であっても、リナちゃんにとっては大切なパパです。愛する一人娘から父親を奪うことはできない・・・そう考えたマヤさんは、タイキさんにやり返す道を選んだみたいですね。これをきっかけに、タイキさんが心を入れ替えてくれるといいのですが。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。

最新のコメント
  • ぽんこつ より

    ん~~~~~~~~
    でも娘もママが一緒じゃない事に何も思わないんだ~~~~~……
    そっか~~~~~~………………

  • みんみん より

    この娘、ママがいなくても気にしないで色々楽しめているんだね。
    鋼のメンタル?

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