[5]自己中義母の迷惑サプライズ|嫁の休憩時間は無視。自分の計画が一番大事な義母

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前回のお話

初孫である生後6ヶ月のあかりちゃんを見せに義実家を訪問予定だった前日、突然義母から「サービスエリアに来て」と予定変更の電話があったのでミサさんはイヤな予感がしました。行き先も告げず「お楽しみよ」とウキウキした声で言う義母は明るくて優しい人柄ですが、自由奔放で人を振り回すところがあり、正直ミサさんはしんどく感じていたのです。「さすがに無茶はしないでしょ」と言う夫ヨシオさんのことばに納得し約束通り向かったサービスエリアでは、孫に会えて喜ぶ義両親の姿がありました。会ってもまだ行き先は教えてもらえないまま、義母がカフェに行こうと言い出したのでミサさんはアカリちゃんのおむつ替えと授乳のためみんなと離れ授乳室に向かいました。義母は損なミサさんの行動に気付く様子もなく楽しそうです。「ついで感」がハッキリわかる義母の態度にため息をつくミサさん。急いでカフェに行くと義母は「さ、行きましょうか」と席を立ちました。

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どこに行くの?不安しかない。

義母がカフェに行きたいと言うのでそのタイミングでひとり授乳室に向かった私。誰も聞いていなかったけれど、オムツ替えと授乳を済ませて「お待たせしました!」と急いでカフェにカフェに行くと、義母が「遅かったわね、買い物?」とのん気なことを言ったうえに、「じゃ、行きましょうか」と立ち上がりました。私が義母にとって「ついで」なのはわかるけど!あかりに会いたくて来たはずなのに全然気にしていない義母にイラッとしました。

義母が立ちあがったのを見て「ちょっと待ってよ。ミサも飲み物飲みたいだろうし、もうちょっとゆっくりしていこうよ。別に急いでないでしょ?」と急かす義母を止めてくれました。

義母は困ったように「でも、もう行かないと間に合わないのぉ」と言って、今すぐにでも出発したい様子です。だから、どこへ!?「サプライズが台無しになっちゃう!ミサさん、ごめんなさいねぇ~、いいかしら?」嫌とは言えない雰囲気で義母に言われ、私は飲み物を諦めるしかありませんでした。私だってゆっくりしたかったけど。

「はい、大丈夫です。」我慢していった私の言葉にまたワクワクの顔が戻った義母。「ありがとう~。じゃ、行きましょう。」そう言ってヨシオの飲みかけのコーヒーも置かせてカフェを出ました。

サプライズなんて本当に要らない!もう、嫌な予感しかない!!私はこれから起こる「何か」がどんなサプライズであっても、義母の笑顔と合わさって不安しかありませんでした。

生後6ヶ月のあかりちゃんがいるので、もう少しゆっくりしたペースで行動したいですよね。サービスエリアが目的地ではないと知ったミサさんに嫌な予感しかないのは理解できます。着替え、オムツの用意が足りるか心配ですし、何かあった時に対応できる場所かどうかなど、事前情報が何もないのは不安ですよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

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