呼んでいないのに朝から義両親が現われた

人の話を聞いてくれないので苦手意識がある義両親ではありますが、やはりかわいがってくれている孫の運動会なので観たいだろうなと考えなおした私は、一瞬でも招待しない選択をしようとした自分を恥じる気持ちもありました。とはいえ、学校からの「観覧は各家庭2名まで」の注意書きは招待しない正当な理由なので正直ホッとし、運動会には夫と2人で観に行くことを陽に約束しました。
ところが運動会当日、朝から義両親がアポなしでやってきたのです。

「おはよう、よし子さん!」と、ご機嫌な義母は「もう陽ちゃんは学校行っちゃったの?私達も早く行きましょう!」とニコニコです。「ほらほら結ちゃん、ばあばと行きましょうね~」と当然のように小学校へ向けて出発しようとする義母に「お義母さん!え、なんで?今日は・・・」と驚いてしどろもどろになってしまった私です。

すると後ろから「あ~俺が呼んだよ」と夫が今になって初めて言ってきました。なんで?私は訳が分かりませんでした。義父母をわざと呼ばなかったり忘れていたわけではなく、夫にはちゃんと説明したのに!「運動会は2人までしか入れないって言ったよね!?」と夫を責める私を見て

「んも~大丈夫よそんなの。よし子さんは本当、真面目ね~!」と笑っている義母ですが、焦った私が「ちょっと、どうするの!各家庭2人までだよ?受付もあるんだよ?」と声を潜めて夫に訴えると、夫は「え~ダメかなぁ、じゃ俺、適当に出かけてくるよ」と自分勝手なことを言い出したのでイライラしてきてしまいました。陽は両親揃って観戦するのを楽しみにしているのに。

どうしよう、と困っていた私は夫が放ったことばに固まりました。「母さんごめん、よし子がダメだって。」

え、私のせい!?「だから~!私がダメッて言ってるんじゃなくて、学校側がダメって言ってるんだってー!!」私は夫に詰め寄りました。なんでこうなるの!?
運動会は各家庭2人までの制限があるにもかかわらず、知らない間に自分の両親を呼んでしまったご主人。陽くんの応援に張り切っている様子なので、「やっぱり行けない」と言い辛いのも分かりますが、よし子さんのせいにするのはひどすぎますよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。
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