[2]聞かない義母|家族のお出かけ直前にアポなしで現れ「楽しい思い出がないと可哀想」決め付けにイラッ

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前回のお話

息子陽くんが小学生になって、もうすぐ初めての運動会です。面倒よし子さんは、息子の成長が見られる学校行事の中でも、運動会を楽しみにしていました。陽くんが学校からプログラムを持ち帰るとテンションも上がります。気合を入れて望まなくてはとわくわくしていたよし子さんに、「ばあば達も来る?」と陽くんのひと言。近所に住む義両親を運動会に招待するかどうか、すぐには答えられなかったよし子さんには考えさせられるような義両親の行動が過去に何度もあったからでした。

我が家の予定を無視して突き進む義両親

小学1年生の陽くんの運動会に義両親を招待するかどうか悩んでしまったよし子さん。その理由は、招待を躊躇してしまう義両親の行動が原因でした。よしこさんは、数カ月前のことを思い出していました。

この日は夫婦の記念日だったので、夕飯に出かけようとしていました。すると「陽くん!結ちゃん!お祭り行きましょう!」と、アポなしでやってきた義両親。

お義母さんから連絡がきていたのかとヒソヒソ夫に聞いても、夫も知らなかった様子です。今から出かけるのに・・・。「お祭りでかき氷食べましょう~」と誘われている陽はとっても嬉しそうです。

この日は近所で夏祭りがあり出店や花火も上がるため、店を予約して、早めに家を出ようとちょうど話をしていたところでした。まさか義両親がいきなりやってくるとは。もっと早く出ておけば良かったと心底後悔しました。

義両親は突然やって来ては我が家の予定を無視して突き進む人たち。予定を伝えようものなら必ずついてくるため、一緒のお出かけ予定の時以外は伝えないようにしてほどほどに距離を取ってトラブルを避けていたのですが、この日はわずかな差で行き違い!とはなりませんでした。がっくり。

一方、「お祭り!やったー」と陽が喜ぶので気をよくした義母が「ほほほ!行きましょう行きましょう!」と、夫の「でも今日はお店予約してて、一応記念日で・・・」という声など届くはずもなく、ノリノリです。

息子が喜ぶならまだ我慢できたのですが、「いいじゃないの~。夏休みに一つくらい楽しい思い出作ってあげないと可哀そうよ」と、まるで私たちが何もさせてあげていないみたいなことを真顔で言われてしまいました。苛立ちを押さえつつ、「そうですねぇ。今準備しますね。」とかろうじて返事をしました。

夏祭りの家族のお出かけ。お店を予約して家族で早めに出かけ、帰りにお祭りで出店や花火を楽しんで帰るとっても楽しい予定でしたが、まさかの義両親登場です。お祭りに行くのは良いとしても、記念日のお食事を無視して義両親中心に行動されては、よし子さんは全然楽しめませんよね。運動会の招待を躊躇する理由がよく分かりました。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。

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