運動会への招待がためらわれる義両親


「ただいまぁー」今年小学生になった息子陽が、元気よく帰ってきました。夏休みも終わり、久しぶりに友達と過ごすのが楽しいようです。

帰るなり、陽は「お母さん、これ、今度の!」と言って嬉しそうにプリントを差し出しました。『秋の大運動会』これは!私も楽しみに待っていたものです。

もうすぐ息子が小学生になって初めての運動会。学校から配布されたプログラムを見て、私もワクワクしてきました。かけっこは3番目かぁ~。楽しみだな~!

何度か授業参観には行きましたが、児童が黒板の方を向いて勉強している姿を後ろから見るスタイルの授業参観は、幼稚園の頃ほど学校での様子を見ることができなかったので、今度の運動会はとても楽しみな私です。あんなに小さかった陽ももう小学生。思わずホロリとしてしまいます。陽の姿をしっかりと目に焼き付けるため、気合を入れて望まないと!

ひとり思いにふけっていると、「ばあば達も来るの?」と陽が聞いてきました。あー。ばあば達ね。
私は即答できずに宙を仰ぎました。

陽が言う『ばあば達』とは、近所に住む義両親ことです。運動会の応援に声をかけることを忘れていたわけではないのですが・・・なぜなら運動会に招待するのを考えさせるようなことが多々あり・・・つまり、声をかけていませんでした。私は陽に何と答えて良いか言葉を詰まらせるのでした。
小学生になって初めての運動会。陽くんにとってはお父さんお母さんはもちろん、ばあば達みんなに頑張る姿を見てほしいですよね。けれどもよし子さんの様子から、クセの強い義両親なのだろうなと想像できます。近所に住んでいる義父母にひと言も声をかけない訳にもいかないでしょうし、困りましたね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。
![ママ広場 [mamahiroba]](https://mamahiroba.com/wp-content/themes/mamahiroba-2024/images/common/logo.webp)

