お互いへの思いやりを忘れないと約束した夫婦

結婚してからずっと、見下して罵声を浴びせても愛人を作っても黙って自分に従う義母を当たり前と感じていた義父。まさか定年の日に義母から離婚を切り出されるなどとは思ってもいなかったことでしょう。現在、義父は自分の身の回りの世話すら何もできず、食事を作ってほしいという義母へのお願いすら高圧的にしか伝えられず、義母はもちろんコウからも見放された生活を送っているようです。そうなったのはなぜか、自分のしてきたことを考えればよいとコウは言っていました。
義母の話を聞いて、熟年離婚はある日突然、一時の感情で起きるものではないなと感じました。義母は小さな絶望を何十年も積み上げてきたのですから。

義父は、ただ黙って自分の思う通りにしてくれていることが、ただの我慢だと言うのに、自分への愛情だとか服従だと勘違いしていたのだろうなと思います。でも義母が耐えていたのは自由への計画があったからであり、それまではただひたすらに、コウのためでした。義父への愛なんて、党の昔に消えてしまっていたのに。思いやりも感謝もない義父の言葉や態度は義母とコウの中に消えることなく積み上がり、今こうしてきっちり清算されることとなりました。

私は、あらためて自分たち夫婦のことを考えていました。コウは私のことをとても大切にしてくれます。自分の父親が反面教師だったと苦笑いしながら。それだけじゃない。コウはとても優しい人だと私は信じています。

でも、とふと思いました。もしコウがいつか突然義父のような態度を見せたら私はどうするだろう。
私はきっと義母のように何十年も待つことはせず、すぐに決断すると思います。

「俺って大丈夫?」と少し慌てたコウに「大丈夫に決まってるじゃん」と笑って答えた私。今のところはとても順調に、幸せな結婚生活を送っている私たち夫婦。将来義母のように熟年離婚なんてことにならないように、お互いに思いやりを持って行こうね、とコウに伝えました。

コウは私の目をちゃんと見て「そうだね」と優しい顔でうなずきました。
どちらか一方だけが我慢を強いられる結婚生活は、当然長続きしませんよね。アイさんとコウさん、これからもお互いへの思いやりをわすれずにいつまでも幸せに暮らしますように。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
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