[14完]義母の熟年離婚|我慢や服従は愛などではない。夫婦の思いやりが消えたら、私は待たない

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前回のお話

義母の家を訪れた時、突然の義母の離婚宣言に驚いたアイさんですが、夫コウさんも承知している様子です。義母とコウさんが話し合ってアイさんには会わせないよう、関わらせないようにしてきた義父とどういう経緯で離婚に至ったのか。アイさんは義母の長い離婚計画を知ることになります。義父は結婚してすぐから高圧的で傲慢なモラ夫に変わってしまいました。離婚や女性の自立に関しての仕組みや情報がまだあまりない時代、じっと耐えてきた専業主婦の義母でしたが、ある日離婚した友人から、離婚するつもりがあって、待てるのなら夫の退職金まで待った方が良いとアドバイスをもらった時に、義母は義父が退職するその日まで、自立の準備をしながら息子コウさんのために耐え抜こうと決心したのでした。それから15年経ち、義父の定年の日にとうとう義母は離婚を宣言しました。当然罵声を浴びせ、結婚を渋った義父でしたが、別居から離婚調停、長い月日をかけてとうとう離婚できたのでした。義母が幸せならそれでいいと微笑んだアイさんです。

1話目から読む

お互いへの思いやりを忘れないと約束した夫婦

結婚してからずっと、見下して罵声を浴びせても愛人を作っても黙って自分に従う義母を当たり前と感じていた義父。まさか定年の日に義母から離婚を切り出されるなどとは思ってもいなかったことでしょう。現在、義父は自分の身の回りの世話すら何もできず、食事を作ってほしいという義母へのお願いすら高圧的にしか伝えられず、義母はもちろんコウからも見放された生活を送っているようです。そうなったのはなぜか、自分のしてきたことを考えればよいとコウは言っていました。

義母の話を聞いて、熟年離婚はある日突然、一時の感情で起きるものではないなと感じました。義母は小さな絶望を何十年も積み上げてきたのですから。

義父は、ただ黙って自分の思う通りにしてくれていることが、ただの我慢だと言うのに、自分への愛情だとか服従だと勘違いしていたのだろうなと思います。でも義母が耐えていたのは自由への計画があったからであり、それまではただひたすらに、コウのためでした。義父への愛なんて、党の昔に消えてしまっていたのに。思いやりも感謝もない義父の言葉や態度は義母とコウの中に消えることなく積み上がり、今こうしてきっちり清算されることとなりました。

私は、あらためて自分たち夫婦のことを考えていました。コウは私のことをとても大切にしてくれます。自分の父親が反面教師だったと苦笑いしながら。それだけじゃない。コウはとても優しい人だと私は信じています。

でも、とふと思いました。もしコウがいつか突然義父のような態度を見せたら私はどうするだろう。
私はきっと義母のように何十年も待つことはせず、すぐに決断すると思います。

「俺って大丈夫?」と少し慌てたコウに「大丈夫に決まってるじゃん」と笑って答えた私。今のところはとても順調に、幸せな結婚生活を送っている私たち夫婦。将来義母のように熟年離婚なんてことにならないように、お互いに思いやりを持って行こうね、とコウに伝えました。

コウは私の目をちゃんと見て「そうだね」と優しい顔でうなずきました。

どちらか一方だけが我慢を強いられる結婚生活は、当然長続きしませんよね。アイさんとコウさん、これからもお互いへの思いやりをわすれずにいつまでも幸せに暮らしますように。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ

最新のコメント
  • 相良響矢 より

    「金さえ稼いでいれば何をしてもイイ空間」だと勘違いしてしまえる思考回路をインタビューして理解したい。

  • まゆ より

    極端なマザコンにもならず、反面教師からの奥さんへの配慮もある、イケメン、おそらく浮気もしないだろう、旦那さんはなんて良い男なんだ…

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