[5]私はこれで義母に嫌われました|ドデカボイスで反撃「わざわざありがとうございます!」チクリと嫌味

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前回のお話

毎年お母さんの誕生日にお花を贈っている小夜さん。今年も家族で花を選びお母さんにプレゼントし、とっても喜んでくれたものの、「早く『あのこと』を話さなくちゃ」とお母さんが言い、「海斗さん、お母さんのことすみませんでした」と夫海斗さんに謝り、義母からの電話で「久しぶりに誕生日に来てくれる」とお母さんが言うと嫌味を言い出して動揺。「小夜さんの失礼さは目に余る!人をバカにして!」と怒り出す義母にビックリしたお母さんが慌てて謝るも、「あんたの娘が私の誕生日を無視するから」と酷い言いよう。すっかり義母の誕生日を忘れていたと小夜さんが慌てるも、昨年義母に来年からプレゼントはいらないって言われていたことを思い出し海斗さんをチラリ。義母が誕生日に一日中待っていたと聞き、しゅんとする海斗さんにドン引きする小夜さんは、モヤモヤしつつ義母に電話して謝りました。それから少しして義実家へ行った小夜さん家族。手土産のケーキを渡すもキッチンには入れてくれず、みんなで食べるはずのケーキも、小夜さんだけソファへ案内されて一人ぼっち。「この仕打ち露骨過ぎない」とイライラが止まりません。

1話目から読む

暇すぎて描いたヒョウの絵がSNSで大反響!

しばらくして義実家へ行くことになった私たち。「今日は粗相のないようにしなくちゃ・・」とドキドキしつつ、手土産のケーキを差し出すと、「キッチンには入れない!」とばかりに立ちはだかってケーキを受け取る義母。その後、ソファに私の分だけケーキとお茶を置き、みんなは楽しくダイニングでケーキを食べ出し、その姿を見せつけられて、露骨な仕打ちにイライラしました。

すると、私が席にいないのに気づいた夫が、「なんで小夜だけあっちにいるの?おーい、小夜も・・」と声をかけようとすると、「あっ!小夜さんはあっちで少しゆっくりしたいんだって」と義母が口を出しました。

その言葉を聞いて、「・・ま、よくある義母の嫌がらせに耐える健気な嫁を想像してるのかもしれませんが・・期待はずれですみませんお義母さん!」と心の中で叫ぶ私は、

「お義母さん!わざわざこちらに置いてくださってありがとございます!遠慮なく一人で寛がせていただきますね!」とここぞとばかりのドデカボイスでそう言うと、「えっ、あぁ・・ごゆっくり~・・」と困ったように義母が言いました。

それからしばらくすると、「あははっ、そうなのよー」楽しそうな声が聞こえてきて暇を持て余す私。「・・にしても」

「暇だ・・久しぶりに絵でも描こうかな。たしかペン持ってたはず・・あった」とカバンに入れていたペンと紙を取り出しました。

それから10分後。
紙一面にヒョウの絵を描いた私は、「これで・・よしっと」と満足しながら眺めると、

相変わらず笑い声のたえないダイニングの声は無視して、完成した絵をSNSに投稿することに。
「タイトル:『義実家放置嫁のお絵描き』」と打ち込んで投稿!!

すると、ピコン!ピコンピコン!とスマホの音がどんどん鳴り出して、「え?」義母が驚くと、「ママどうしたのー?ののにも見せて~」とののが乗り出してそう言うのを聞いて、夫も義父も「??」と不思議そう。

その後もピコンピコンと音が鳴り止まない私のスマホを見て、「わぁ!!ママのスマホがすごいー!」と驚くのの。

そこには、
「えー!!私も義母家なんです。ヒョウ上手い!!」
「ヒョウうますぎ笑。義母腹立つよね・・」
「同感!私も・・」
とヒョウの絵だけでなく、義母にいびられていることへの賛同が止まりませんでした。

手土産のケーキを一人だけ離れたリビングで食べるよう義母に言われた小夜さん。海斗さんが気にかけるも義母が遮り小夜さんは一人ぼっち。あまりに暇でヒョウの絵を描いた小夜さんは、邪険に扱われたことからSNSに投稿することに。結果、多くの「いいね!」と賛同コメントをもらった小夜さん、同じように義実家で冷たく扱われている同士の反響が応援してくれているようで嬉しくなりますよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

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