[3]私はこれで義母に嫌われました|不覚にも義母の誕生日を忘れる「決して無視したわけじゃない」と弁明

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前回のお話

毎年お母さんの誕生日にお花を贈っている小夜さんは、今年も家族で花を選びお母さんに届けました。お母さんはとっても喜んでくれたものの、「コーヒーでいい?早く『あのこと』を話さなくちゃ」と言うと、「海斗さん、お母さんのことすみませんでした」と夫海斗さんに謝り出してビックリ!「え!?一体何があったの!?」と聞きながら、「私何かやらかした!?」と不安になった小夜さんに、義母から電話があったと話すお母さん。何事かと思っていると、海斗さんや小夜さんに会っているかとたずねられ、「久しぶりに誕生日に来てくれる」と答えると、「うちにはちっとも来ないけどそっちには行くんですね」と嫌味を言い出す義母は、「小夜さんの失礼さは目に余る!人をバカにして!」と怒り出す義母にビックリしたお母さんは、「失礼なことをしたのであればお詫びします!」と慌てて謝りました。

1話目から読む

「来年は大丈夫だから」と義母が言ってたはずなのに

義母からお母さんに怒って電話があったと聞いて驚く小夜さん。何も思いつかないと言うと、義母との電話の一部始終を教えてくれました。突然の義母からの電話に何事かと思ったお母さんに怒りをぶつける義母、小夜さん家族が来てくれないことを妬んでか「小夜さんの失礼さは目に余るわ!」と怒鳴る義母に、「小夜が何か失礼なことをしたのであればお詫びします・・!」とお母さんが言いました。

すると、「自分の親には海斗と娘を連れてお祝いですか。あんたの娘が私の誕生日を無視するから、海斗がお祝いしたくても何もできないじゃないのーっ!」とギャンギャン叫ぶ義母にお母さんはドン引き。

「って・・」お母さんがそう言うと、「す、すみません母が・・」と慌てて謝る海斗。どうやら完全に義母の誕生日を忘れていたようでした。

「あぁああ・・しまった!誕生日忘れてたぁ・・」と私も思い返して後悔。去年の義母の誕生日には当然プレゼントを渡しに行ったのですが、「気持ちだけで十分!!来年からは大丈夫よ~。本当いいから~」と言われて鵜呑みに・・。

不覚にも、母の数週間前だった義母の誕生日をすっかり忘れていたのでした。「いや・・決して無視したわけじゃないの」と思いつつ、「『あんたの娘』って言い方・・」と複雑な心境に。

誕生日を忘れて、電話もしなかった私も悪かったけど・・そう思いつつ、去年の義母の誕生日を思い出す私。「ねぇ海斗・・さっき、お義母さんさ~、来年からはプレゼントいらないって言ってたけど・・どうしよう」私の言葉に、「小夜は心配性だね。母さんがいらないって言ってるんだから気にしなくていいよ。きっと、逆に気を遣っちゃうんだよ」と海斗が笑顔で言いました。

「・・・って言ってたよね」そう言ってじっと海斗の顔を見ると、「言った・・ね」と答えつつ、「まさかそんなに怒るとは・・」と驚く海斗。

後から知った話。
義母の誕生日の日。義母は海斗とののが遊びに来てくれるのを一日中待っていたのだそうです。
「待っていたのは『息子』と『孫』だけなのね・・」と呟くと、

「そうか・・母さんずっと待ってたんだ。申し訳なかったな。寂しくてそんなこと言っちゃったんだね・・」しゅんとしながらそう言う海斗に「!?」とドン引きする私。

「・・誕生日を忘れられて寂しかったのは申し訳なかったけど、でも『海斗が私に騙されて』って言い方はひどすぎる。それに、どうしてお母さんに電話するのよ!」そう思ってモヤっとした私。

「でも、とりあえず・・謝っとこ」
そう思い、「お、お義母さん・・先日は申し訳ありませんでした・・」と義母に即電話して謝りました。

お母さんに電話して小夜さんへの不満を叫ぶ義母。完全に義母の誕生日を忘れていたことに気づいて動揺する小夜さんと海斗さん。でも昨年お祝いした時に「来年はもういいから」と義母が言ったのに。誕生日に一日中待っていたと聞き、「申し訳なかったな」としゅんとする海斗さんに違和感を覚える小夜さんとお母さん、確かに「海斗が小夜さんに騙されて」と言うのは、被害妄想が過ぎますよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

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