「みんなに迷惑かけちゃう」入院中も家族を気遣う義母

義母が不在の義実家に呼び出され掃除と夕食作りをしたものの私では満足してもらえず、義祖父母は義母に早く退院するよう伝えてこいとともやに迫りました。
次の日、私とともやは入院中の義母に会いに行きました。「大丈夫?ばあちゃん庇ったって聞いたよ」と心配そうにともやが聞くと、義母は「受け止めきれると思ったんだけど、私も歳を取ったってことかしら~」と笑いました。

そして「それより、ごめんなさいね、ゆかりさん。・・色々大変でしょ?」と私の心配をしてくれる義母に「昨日カレーを出したら怒られました」と笑いながら話すと「せっかく作ってくれたのに・・本当にごめんなさい」と申し訳なさそうに義母が謝ってくれました。

義祖父母の言動を謝る義母に「そんな。気にしないでお義母さんはゆっくり治してください」と伝えるも「ありがとう。でも早めに帰らないと・・みんなに迷惑かけちゃうから」と自分のことよりも周りの心配をする義母。そんな義母の様子を見て、私とともやは顔を見合わせて溜息。

「あの・・どうしてお義母さんはそんなに我慢してるんですか?」と聞いてみると、義母は「え?」と驚いた顔をしました。「だって・・みんなお義母さんがいないとなーんにもできない。もっとワガママ言ってもいいと思いますよ?」と私は義母に言いました。

それでも「そうかしら?」と遠慮がちな義母に、私は「そうですよーー!!」と言いました。そして「よぉし!」と心の中である決意をした私は「お義母さん!!私に考えがあるので退院後はしばらくうちで静養してください!」と提案。「そんな・・大丈夫よ」と義母は遠慮しましたが、「任せてくださーい!」と力強く言いました。
入院中の義母のお見舞いに行ったともやさんとゆかりさん。義母は、ゆかりさんが義祖母や義父のために家事をしに行ったと聞いて「ごめんなさいね」と何度も謝ります。自分のケガのことよりも周りに迷惑をかけることを心配する義母に、ゆかりさんは「どうしてそんなに我慢してるんですか?もっとワガママ言ってもいいと思いますよ?」と言いますが、義母は「そうかしら」と遠慮がち。何かを思いついたゆかりさんは「私に考えがあるので退院後はしばらくうちで静養してください!」と提案しました。
ずっとずっと我慢してきた義母は自分が我慢することが当たり前になっているのですね。ゆかりさんが味方になってくれて何かが変わりそうですね!
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。
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